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2006年8月7日 11:10

情報収集・発信法に特徴、「個人インフルエンサー」は5人に1人――ブルーカレント調べ

Blog や SNS といった「Consumer Generated Media」(CGM)が影響力を増し、消費者の行動は「AIDMA」から「AISAS」へ変化したとも言われている。さらにマーケティング PR 会社のブルーカレント・ジャパンが調査したところによると、5人に1人は一定の情報発信力を持つ「個人インフルエンサー」であるという――。
        

調査期間は2006年6月〜7月、対象は10代〜60代の男女1,200名。調査方法はインターネットによるアンケート調査。

調査対象者の20%を占める、個人インフルエンサーとは
ブルーカレント・ジャパンが定義する“個人インフルエンサー”とは、「コミュニケーション力」、「信頼獲得力」、「情報伝播力」をすべて揃えた消費者のこと。今回の調査では1,200人を対象に上記3点を同社独自の算出法(非公開)で得点化した。その結果、全対象者の21.4%、約5人に1人が個人インフルエンサーであることがわかった。

さらに年代別で見ると、10代では平均を大きく上回る3割近いインフルエンサーがおり、一方で50代は11.2%と少ない。性別もあわせると、インフルエンサーがいる割合がもっとも高いのが10代女性。この層は34.0%、つまり3人に1人以上である。逆に50代の女性は7.8%と、かなりの開きが見られる。一般的に若年層の方が高い数値となるが、「これは Blog やSNS などを積極的に使うことが要因」と同社取締役社長の本田哲也氏は分析する。

         
10代女性では3人に1人という割合

ただ、同氏が「オンライン以外でのコミュニティ活動が活発」と指摘する60代以上にも21.4%の個人インフルエンサーが存在する。40代(19.9%)や50代(11.2%)はもちろん、30代(20.9%)をも上回る数値だ。

「面白いことに、米国では10人に1人が個人インフルエンサーと言われている。それに対し日本は5人に1人。おそらくここ最近で個人インフルエンサーが増えてきているのだと思う」(本田氏)

インターネットメディアの活用は二極化傾向に
消費者が毎日接触するメディアは、1位の「テレビ」(89.1%)が圧倒的。続いて2位「新聞」(60.7)、3位「ニュースサイト」(47.2%)となった。テレビや新聞などの既存メディアが上位にランクインすると同時に、1日の平均接触時間では「テレビ」(178分)につづいて、「インターネット」(156分)が2位となった。

         
メディアへの接触状況と利用目的

先日ユーザー数500万人を達成した SNS「mixi」は、会員の6割が20代、半数以上を女性が占めており、さらにアクティブユーザーの割合も高い。だが招待されていない人は当然、まったく利用していないことになる。

インターネットの中でもこのような SNS や Blog、口コミサイトに代表されるいわゆる「CGM」は、毎日利用するか、まったく利用しないかの二極化傾向が見られるという。Blog は10代女性の37.9%が毎日接触しているのに対して、60代の半数は「まったく接触しない」と回答。またSNS については、同じ20代女性でも30.1%が毎日接触しているものの、「まったく見ていない」という人も50.5%にのぼる。

まったく接触しない人は1.0%しかいない「テレビ」とは対照的な結果だ。

情報収集・発信に現れる、インフルエンサーとそうでない人の違い
インフルエンサーとそうでない人の違いを調査したところ、情報収集の手段が異なることがわかった。「雑誌を毎日見る」人はインフルエンサーで12.5%、それ以外の消費者で5.0%となった。同様に「Blog を毎日見る」(インフルエンサー39.0%、それ以外の消費者15.8%)といったインターネットの活用にも2倍以上の開きが見られた。

         
インフルエンサーとそうでない人の違い

情報発信についてもいくつかの違いが見られる。インフルエンサーの約7割(69.4%)が「購入した商品やサービスに満足したこと」を口コミとして情報発信しているのに対して、それ以外の消費者は41.5%にとどまる。

一方で、「購入した商品やサービスに不満足だったこと」を情報発信したインフルエンサー(68.4%)は、「満足だったこと」の場合(69.4%)よりもわずかに少ないが、それ以外の消費者では7ポイントも増えて48.6%。不満を訴える一般消費者に対し、満足を口コミするインフルエンサーという図式が浮かび上がる。

         
インフルエンサーは「満足したこと」を口コミする

また「影響を受ける有名人は誰ですか」という質問では、「みのもんた」が1位となった。ただ興味深いことに、インフルエンサーとそれ以外の消費者で比較したところ、「みのもんた」を1位に選んだ人は圧倒的にそれ以外の消費者に多いことがわかった。インフルエンサーが選んだ1位は「タモリ」「倖田來未」だ。

もちろん、インフルエンサーであるかどうかは善し悪しの問題ではない。本田氏は「価値観が多様化しているため、インフルエンサーになったほうが幸せに生きれる人もいれば、そうでない人も8割はいる。Blog を始めて「コミュニケーション力」「信頼獲得力」「情報伝播力」という3つのパワーを効率的に使う人がいるが、苦手な人は必ずしもインフルエンサーになったほうがいいということはない」と語る。

ブルーカレント・ジャパン
取締役社長 本田哲也氏

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