HP 創設者2人の安住の地は何処?これはシリコンバレーという土地柄においてすら、風変わりなマーケティングの仕掛けといえる。
事の始まりは、Hewlett-Packard (HP) 創設者の Bill Hewlett 氏と David Packard 氏の等身大像が、HP 創業の地として有名な車庫の隣で、ヒッチハイクのポーズをとったことからだ。 もちろん、話はこれだけで終わらない。 この等身大人物像は、アーティストの Julie Newdoll 氏と創作者グループが考えついたアートプロジェクトの一部で、その内容は梱包アーティスト Christo (巨大な建物などを布ですっぽり包んでしまうことで有名な人物) でさえも楽しめそうなものだ。 Newdoll 氏たちは、Hewlett 氏と Packard 氏以外にも、真空管の発明者 Lee De Forest 氏、シリコンバレーの生みの親ともいえる Frederick Terman 氏、トランジスタの発明者 William Shockley 氏、Intel の共同創設者 Robert Noyce 氏といった、ハイテク業界の著名人たちの像を合板で作成した。 Newdoll 氏が『San Francisco Chronicle』紙に語ったところによると、彼らのグループは様々な道路沿いにそれぞれの等身大像を設置し、その背中にはどこまで連れて行ってほしいか運転者に知らせる説明書を貼り付けたという。そのため、各像は親指を上げたヒッチハイクのポーズをとっている。 Newdoll 氏の夫で、Sun Microsystems (NASDAQ:SUNW) のエンジニア Mario Wolczko 氏は、各等身大像がどこまで進んだか Web サイトで確認できるよう、『Java』対応電話を使った GPS システムを像に付け加えた。 Hewlett 氏と Packard 氏の像の場合、同グループは HP 本社に送ってもらうことを目指していた。両氏の像は、HP の本社組織があるパロアルトを目指して旅を重ね、多くの人々の手を借りて見事目的地に到達したものの、HP は施設内に置くことを拒否した。 ここから少しマーケティング色が出てくる。上記の顛末を聞きつけた Sun は、両氏の像を6000ドルで買い取ると申し出て、HP 創設者たちによる Sun 社内ツアーを実施した。 Sun の CEO (最高経営責任者) Jonathan Schwartz 氏は、「HP の遺産を獲得」と題した自身の Blog 記事で、HP が自社の創設者 (の肖像) に対して敬意を示さなかったのに対し、Sun は敬意を持って伝説の2人を迎え入れた (同社のマーケティング担当者が購入を決定した) ことを、楽しげに綴っている。 一方 HP は、この件に関してコメントすることはないと述べた。 関連記事 最新トップニュース
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