ブランド広告主に参加して欲しい YouTube の新戦略インターネットで並外れた存在になることと、そこから収入を得ることは別の話だ。
ユーザー作成コンテンツという時代の寵児となり、急成長を遂げた投稿動画サイト運営会社 YouTube (株式非公開) は、今や1日の動画視聴回数が1億以上を数えるまでになった。 しかし広告主と利用者を引き合わせるとなると、全く勝手が違う。そこで登場願ったのが、最近音楽にまで活動の場を広げた有名人 Paris Hilton だ。 YouTube はバナー広告、プロモーション、スポンサ契約によって広告売上を得ているが、動画コンテンツを思惑通りに制限できないことから、印象を大事にする大手広告主は、巨額の広告費投入に消極的だった。 そこで YouTube は22日、状況を打開すべく、大手広告主向けに新しい広告プラットフォーム『Brand Channels』および『Participatory Video Ads』(PVA) の運用開始を発表した。新プラットフォームのデビューには、Paris Hilton も絡んでいる。 Brand Channels 初の契約相手は Warner Bros. Records だ。Brand Channels とは、広告主のブランドイメージに沿った見た目や使い勝手の動画コンテンツ置き場を、YouTube 内で提供するものだ。Warner Bros. Records は、Paris Hilton の初アルバムを宣伝するため『Paris Hilton Channel』を設けた。 同チャンネルのスポンサには、大手テレビネットワーク Fox Broadcasting がついた。Fox は Paris Hilton Channel のスポンサ契約と併せて PVA も用い、人気ドラマ『Prison Break』の秋シーズン放送開始を宣伝している。ここで PVA について説明すると、YouTube の発表によれば、「参加型動画広告」という名前の通り、レート付けやコメント付加など YouTube のコミュニティ機能を全て備えた広告形式で、YouTube の利用体験を阻害することなく関与と参加を促すものという。 同社 CEO 兼共同創設者の Chad Hurley 氏は声明のなかで、「当社の構想は、コミュニティと広告主の両方が喜ぶ新しい広告プラットフォームを構築することだ」と記している。 Paris Hilton Channel には、Paris Hilton の動画12本と、スポンサの Fox が提供した Prison Break の動画1本が置いてある。見た目も通常の YouTube インターフェースと異なり、Paris Hilton の初アルバムジャケットの印象と合わせたものだ。同チャンネルはまだ公開からあまり時間が経っていないが、当記事執筆段階で、すでに動画視聴数が45万件を超えている。 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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