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中国検索サイト大手「百度」の解雇ブログ騒動中国検索サイト大手の百度は12日、同社としては過去最大規模のハッカー攻撃に見舞われ、検索サービスが一時停止するなどの被害を受けた。7月の従業員解雇騒動や大手 IT ポータルの天極網との対立などトラブル続きの百度だが、ネットユーザーの間ではこうしたトラブルから目をそらすための自作自演ではないかとの声も上がっている。
攻撃があったのは12日午後5時30分頃。北京市、重慶市、広東省・広州市など中国各地で、百度サイトの検索機能が利用できなくなる現象が発生、約30分後に復旧した。百度の王東・公関総監は、「百度としては過去最大規模のハッカー攻撃」と述べ、ハッカーが使用した手段は SYN フラッド攻撃だったことを明らかにした。SYN フラッド攻撃とは、TCP 接続を用いてサーバを機能停止に追い込む DoS 攻撃の一種で、この攻撃を受けたサーバは、アクセスの受け入れが不可能になったり、システムクラッシュが発生したりする恐れがある。 今回、百度が大規模攻撃を受けた理由について、インターネット上ではさまざまな推測が飛び交っており、その多くは、7月の従業員解雇騒動や天極網との対立に関係があるとしている。特に、メディアでも大きく取り上げられた従業員解雇騒動については、中国国内でも多くの関心を引いた。 従業員解雇騒動が明るみにでたのは、7月10日のこと。わずか数分間の会議で一つの部門を閉鎖し所属従業員を全員解雇するという、大胆な人員削減を行ったことがメディアで大きく報じられた。李彦宏・CEO は普段から冷静で控えめとして知られていただけに、過激な軌道修正が波紋を呼んだ。 事件から数日後、解雇された百度の元従業員が突然起こった人員削減事件の経緯をネット上に怒りを込めて公開するという事態にまで発展。「何の事前説明もなかった」「理解できない」。12日に発表された百度側の声明に納得できないとする元従業員らが相次いで解雇にいたる過程をブログで公開するようになり、インターネット上で大きな物議をかもし出した。 一般のインターネットユーザーは、元従業員がブログを開設したことについておおむね賛成の立場をとっている。その理由は好奇心によるものが圧倒的に多く、あるユーザーは「ある会社の内幕がこうした形で明らかになることは以前は想像すらできなかった」と感想を述べている。 この人員削減について百度側は、12日に声明を発表。企業ソフトウェア事業は同社の中心業務である検索サービスから外れており、実績も思わしくなかったので、この分野から撤退せざるを得なかったとしている。百度の関係者は、「これは正常な企業戦略であり、全国で20数名しかいない事業部を解散しただけだ」と述べているが、解雇された元従業員らは、「経営陣が犯したミスの責任を、一般の従業員に押し付けた」と激怒。両者の折り合いがつかない状態でこのハッカー攻撃は起こった。 業界関係者の間では、百度が受けたハッカー攻撃について、従業員解雇騒動に対する注目度を下げるために、百度側があえて自作自演行為を行ったのではないかという見方も出ている。王公関総監は「今回の攻撃に百度側は何の関与もしていない」と否定したが、原因については「現在調査を進めている」と述べるにとどまっている。 Analysis International のレポートによれば、2006年第1四半期(1月から3月)の中国検索エンジン市場のシェア(売上高ベース)は、百度が第1位で、2位がヤフー中国。Google は第3位となり、中国系がかなりの人気を誇っている。検索サイトの雄であった百度にとって、今回の一連の騒動は思わぬ方向に発展している。 関連記事 最新トップニュース
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