|
|
日本アフィリエイト・サービス協会、業界統一のガイドラインを発表アフィリエイトサービス主要7社によって設立された業界団体「日本アフィリエイト・サービス協会」(JASK)は19日、アフィリエイト広告の関係者が遵守すべき業界統一基準「アフィリエイト・ガイドライン」を発表した。
このガイドラインは世界で初めて、自サイトに広告を掲載するアフィリエイトパートナー、広告主、アフィリエイトサービスを提供する事業者といった関係3者すべてを対象としたものだという。 アフィリエイトパートナーによる迷惑行為・不正行為、消費者の保護が不十分な広告主、アフィリエイトの名を騙る詐欺商法などを取り締まり、業界の社会的な認知度を向上することが目的だ。 内容は「アフィリエイトへの参加について」「広告主とアフィリエイトパートナーとの提携について」「広告の設定・配信について」「アフィリエイトプログラムの終了について」「個人情報の保護と遵守について」の5項目から構成されている。 各項目の中では3者の立場に対してそれぞれ努力規定を示す。例えば、「アフィリエイトへの参加について」という項では、サービス提供者に対しては支払い条件などの明示、パートナーおよび広告主には虚偽の申請を行わないことなどを促す。 また「広告の設定・配信について」の項はアフィリエイトパートナーに対する規定がメインだ。広告コードの改変、登録媒体以外への広告掲載、不正クリック、自サイトのリンクを通じた架空の申し込みなどを行わないよう呼びかけている。 一方でアフィリエイトサービス提供者および広告主への規定は、パートナーに対する速やかな承認や十分な余裕をもった事前告知など、パートナーに利便性を提供することを求める内容となっている。 ただ、このガイドラインは自主的な業界標準として取り決められたもので、具体的な罰則があるわけではない。バリューコマース取締役で JASK 会長のティム氏は「不正があった場合は契約を解除する方向で全社の規定を統一する方針。各社が対応する中で、情報の共有を行っていく」とした。 矢野経済研究所がまとめた2005年度アフィリエイト市場の推計値は314億円(うちモバイルは62億円)。前年の177億円(うちモバイルは26億円)から急成長を遂げている。モバイルアフィリエイトの割合が高いのは日本市場ならではの特徴だ。 JASK は2006年2月に設立。参加企業は、株式会社アドウェイズ、株式会社インタースペース、株式会社ウェブシャーク、株式会社トラフィックゲート、バリューコマース株式会社、株式会社ファンコミュニケーションズ、リンクシェア・ジャパン株式会社の7社。 これら7社には広告主8,000サイト、アフィリエイトパートナー100万サイトが参加。業界全体に占める割合は8割程度にのぼると推測しており、今回発表したガイドラインについても、当初から業界関係者の8割が遵守する業界標準になるという。 ウェブシャーク代表取締役 CEO の木村誠司氏は JASK 設立および今回のガイドライン制定について、「ライバル同士の企業が集まって話し合えるだけで非常に有意義。それぞれの ASP が単独で動くよりもスピードを上げてアフィリエイト業界を成長させられる」と述べる。 またファンコミュニケーションズ代表取締役社長の柳澤安慶氏は「アフィリエイト業界に不正が多いからという理由で今回のガイドラインを作ったわけではない」として、あくまで今後も規模拡大が予想されるサービスであることが統一基準を制定するに至った背景であることを強調した。
関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
|
|