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2006年11月14日 12:00

EVD 連盟:大手13社の加入で苦境を打破できるか

日本ではあまり知られていないが、中国では次世代 DVD 規格の「EVD」が注目を集めている。中国が独自開発した規格であるだけに、海外の規格に対抗しようとする動きが注目されている。しかしその道のりは決して順調ではなく、むしろ苦戦続きといってよい。

ブルーレイ ディスクや HD DVD 製品のリリースが伝えられる中、中国 EVD 連盟の張宝全 秘書長は10月下旬に広東省 深セン市を訪れ、第2世代 EVD のプロモーションを行なった。

苦境に立たされていた EVD だが、この1か月で13社のメーカーが支持を発表するなど、懸念されたソフト販売拠点のめどが立ったためとされている。そこで次の焦点は、12月上旬に北京で開かれる新製品発表会に集まっている。

発表会で展示される30種以上の EVD プレーヤーは、大部分が700元前後と低めに設定される見通しが強い。ソフトの価格も、ブルーレイ ディスクが1枚300元、HD DVD が200元であるのに対し、EVD は18−28元となっている。

プレーヤーの大幅な値下げは、晶晨半導体有限公司が従来のアメリカ製チップの半値で生産できるチップを独自に開発し、大幅なコストダウンを可能にしたためだ。EVD 連盟には、技術特許を持つメーカーのほか、ハード ソフトメーカーや家電販売店等40社以上が加盟。各社が産業チェーンを構築することで市場の活性化を図っている。

スカイワースグループのひとつ、創維応用電子有限公司の鄭剛 CEO(最高経営責任者)は、「中国国内の DVD 市場は2005年から縮小傾向にある。中国国内での売り上げも減少が続いており、海外輸出はほぼ諦めている状態だ。DVD はもう4年も技術革新がないため、一般的な DVD プレーヤーは200−300元まで値下がりしている。利益などまったくない」と DVD 市場の現状を語り、EVD が業界の命運を決すると期待を込める。

12月初めには EVD ソフトの専門ネットショップがオープンするほか、国美電器の全店舗と全国に200店舗を持つ CD ショップにも EVD 専門ダウンロードコーナーが設置される予定だ。

将来は、ユーザーはポータブルハードディスクなどを店舗に持ち込んで、1本6−10元で直接欲しい映画をダウンロードできるようになる。ソフトの本数が極端に少ないと批判されてきた EVD だが、利便性の向上でこれまで購入をためらってきたユーザーを一気に取り込む構えだ。

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