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「漢字が書けなくなった」大人85%――漢字力低下要因、学習方法ともに“デジタル化”「パソコンを始めて漢字が書けなくなった70%、読める漢字が増えた15%」。6月に行った調査ではこんな結果が出ているが、最新の調査はどうだろうか。「漢字の日」である12月12日、ニンテンドー DS 用ソフト「漢検 DS」が、漢字に関する意識調査の結果を発表した。
同調査は10〜15歳の“こども”400名、35〜40歳の“大人”400名を対象としている。 調査によれば、「漢字を書く機会が減ったと感じている」大人が93%、「ここ何年かで自分の漢字力が低下したと感じている」大人が85%にものぼり、多くの大人が漢字を書く機会が減り、漢字が書けなくなったと感じていることがわかった。 このような結果にもかかわらず、こども世代の過半数以上は「分からない漢字は両親に聞く」と考えている。一方の大人世代では、4人に1人が「漢字を書けなくて恥を書いたシチュエーション」として、「こどもなど、人に聞かれてわからなかった時」と答えた。「親は漢字が分かるもの」というこどもの期待と、親の能力には大きな乖離があるようだ。 漢字力が低下した原因について尋ねるたところ(複数回答)、最も多かった回答は「PC をよく使うから」で87.4%。続いて「携帯電話(携帯メール)をよく使うから」(43.8%)、「年齢をおうことによる記憶力の低下」(41.8%)の順となった。
早稲田大学笹原宏之助教授はこう分析する。「漢字教育が漢字についての応用力を育てるような体系的なものとして行われておらず、また日常生活でも本や新聞などの紙面よりも、テレビやパソコンなど画面の上で漢字を書いたり見たりする機会が増えたためだ」 自分の漢字力を知る方法としては、大人、こどもともに、1位「漢字検定」、2位「漢字勉強用ゲームソフト」、3位「漢字問題集」という結果となった。また、こどもが漢字勉強用ゲームソフトで漢字を勉強することについては、大人の48%が賛成と回答している。 笹原助教授は漢字力低下の要因を、PC などの普及による漢字を書く行為のデジタル化に見出したが、その低下した漢字力を向上させるための学習方法にもデジタル化の波が及んでいるのかもしれない。 ちなみになぜ12月12日が「漢字の日」かといえば、1995年に財団法人日本漢字能力検定協会が「いい(1)じ(2)いち(1)じ(2)」(いい字1字)の語呂合わせで設定したからだという。 関連記事 最新トップニュース
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