もともとデジタルオーディオプレーヤーはアップルが初めて開発したものではない。先行していたブランドとして米国の RIO や韓国の iRiver などがある。日本メーカーも参入していたが、系列のレコード会社の著作権問題などもあり、消極的な取り組みにとどまっていた。
そこへ、2001年に登場した iPod は、当時としては大容量の5ギガの HDD を搭載し、優れたデザイン、さらにパソコンと連携して大量の音楽データを扱うためのソフトウェアである iTunes によって、携帯に適した初めての実用的な製品として瞬く間にヒット商品となった。さらに、Mac だけでなく Windows に対応し、著作権問題をクリアして iTunes Music Store という音楽流通の仕組みと連携することによって、多くのユーザーから支持されるビジネスモデルを作り上げた。