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2006年12月22日 12:30

ROA Group が「mylo」を分析した無料レポートを発表

ROA Group は、2006年12月21日、調査・分析コラム「新コンセプトのコミュニケーションデバイス「mylo」分析」を発表した。会員登録することにより、無料で閲覧できる。

2006年8月7日、Sony Electronics USA は Wi-Fi 通信機能とエンターテイメント機能を合わせたコンバージェンスデバイス「mylo」を発表した。米国市場での価格は350ドル。

日本でもソニースタイル・ジャパンが12月12日に予約受付を開始し、米国版とは少しスペックは異なった形で発売され、価格は3万9,800円(総額)と発表されている。

「mylo」は my life online という意味で、IM 機能をメインとするコミュニケーションツールに特化した端末。急速に IM 利用が増加している米国の若年層ユーザーのライフスタイルを踏まえ、まず米国市場で先行発売された。

QWERTY キーボードを搭載しており、IM は Google Talk、Yahoo! Messenger が利用できる。Skype を内蔵し、無線 LAN がつながる地域では VoIP サービスも利用できる。Web ブラウザとして Opera を搭載。OS は Linux PDA 用で、米国内で市場の半分以上を占めている i-Station V43 と同様の Qtopia を採用している。

メモリースティックスロットに対応し、内蔵メモリは 1GB。MP3、ATRAC、WMA 等の音楽ファイル再生機能があり、「mylo」機器間でもワイヤレス通信が可能だ。メインディスプレイは、QVGA の2.2インチ TFT 液晶ディスプレイ。Web ブラウザ駆動時間は約7時間、Skype 連続通話約3時間、音楽連続再生時間は45時間。

「mylo」が期待されていた最大の理由は、今までとは別のコンセプトにより携帯端末市場で全く新しい市場を形成できるという点であるとレポートは述べる。

「mylo」は通常スマートフォンや PDA などと比較されるが、現在発売されている携帯電話の中でハイエンド端末では IM が利用できた。Skype が利用できる Wi-Fi 対応携帯電話は、数機種発売されたこともある。

しかし、これらの端末はあくまでも携帯電話の延長線上に置かれたコンセプトとデザインであった。これに対して無線 LAN をインフラに使用する「mylo」は、「厳しい状況下でも収益性のみを追い求めない過去の Sony らしい、斬新でありながら実験的な端末」とレポートは見ている。

一方、レポートは、「mylo」はコミュニケーション端末機能に徹底するあまり、それ以上のものを実現できていないとも述べる。

「mylo」にはスマートフォンやハイエンドの PDA 等に一般化されたEメール機能やスケジュール機能もなく、Word や Excel などのドキュメントビューアにも対応していない。なによりも別途ソフトウェアがダウンロードできない点も弱い。

また、レポートは、「mylo」がコミュニケーションツールでありながら、ほとんどの携帯電話に搭載されているカメラ機能が欠けているのも致命的、とも指摘している。

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