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2007年1月16日 09:00

台湾南部地震の影響受けドメインの「正常」失効1万件

2006年12月26日に発生した台湾南部地震の影響で、中国のドメイン管理機構 CNNIC(中国インターネットインフォメーションセンター)の管理システムが正常に作動しない状態が続き、継続使用料金の支払いが確認できないことによる com ドメインの失効が急増している。また、失効のタイミングを狙った投機目的の登録が海外で相次ぐなど、インターネットにおける影響は拡大している。

台湾南部地震による海底ケーブルの破損の影響は、サイトの閲覧やメールの送受信の通信速度が著しく低下しただけでなく、海底ケーブルの破損により、CNNIC のドメイン管理サーバーがデータの更新を受け付けられない状態を引き起こしている。そのため、地震発生後まもなく登録期間終了を迎えたドメインの継続使用料金の確認ができない。

この一週間だけでも、「正常に」失効した com ドメインは約9,000件に上る。com ドメインの管理サーバーは中国国外にあるため、更新手続きをする際も中国のサーバーから海外のサーバーへ接続する必要があることが原因だ。

地震発生前のデータと比較すると、中国における com ドメインの失効件数は10倍近くも増えており、海底ケーブルの復旧の見通しが立っていないことから、今後も「正常に」失効するドメインは増加する見込みだ。

ドメイン管理規定では、指定期間内に継続使用料金の支払いが確認できないことによる失効に対しては、ドメイン管理機関は責任を負わないことになっている。しかし、今回は天災によるものであるため、ドメインを失った企業や個人に対して特別な保障を実施することも検討しているという。

しかし、一旦失効したドメインを再度取得できる可能性は非常に低いとみられており、ドメイン所有者は、このまま期限を迎えて失効となった途端、同じドメイン名を他者に取得されることを懸念している。

中国の大手キャリアによれば、24時間体制で復旧作業に当たっているものの今のところ完全復旧の目処は立っていない。地震の影響は想像以上に深刻だ。

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