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2007年3月26日 09:00

Google の PPA 広告料算定モデルは不正クリック問題を緩和できるか

著者Nicholas Carlsonオリジナル版を読む海外海外発
Google (NASDAQ:GOOG) は先ごろ、キーワード連動広告プログラム『AdWords』の新たな広告料算定モデルとして、ペイパーアクション (PPA) の限定的なベータテスト開始を発表した。PPA モデルで料金を算定する広告は、コンテンツ連動 AdWords 広告掲載プログラム『AdSense』を通じてのみ配信する。AdWords 広告はサービス開始以来、クリック単価で課金する実入りの良いペイパークリック (PPC) モデルを採用していたが、不正クリックによる過剰な広告料発生など、広告主側から不満が出ていた。

今回の PPA モデルのベータテストは、特定の製品購入やニューズレター登録など、AdWords 広告を通じて発生する消費者行動をあらかじめ広告主が選択し、その行動に対してのみ広告料を課金するという条件の契約を交わすことで、広告主により大きな自由度を与えるものだ。

こうした PPA モデルの配備は、オンライン広告業界を悩ませる不正クリック問題対策で、Google が主導権を握るのに役立つのだろうか。それは、たとえば課金対象のクリックが自動化プログラムによって発生したものではなく、人間が行なったものだと、今まで以上に広告主に確信させることができるかどうかにかかっている。

不正クリック問題で Yahoo! を相手取り、2006年5月に起こした団体訴訟の代表を務めた消費者擁護活動家 Ben Edelman 氏は取材に対し、Google の PPA モデル ベータテストに参加を決めた広告主の存在が、ベータテストに参加せず PPC モデルを用いる広告主に懸念を抱かせる可能性があると述べた。

Edelman 氏は、PPC モデルに比べ、PPA モデルが持つ広告主にとっての主な利点について、広告掲載サイトが広告をクリックしたり、広告をクリックさせるために誰かを雇うことで、金銭を稼ぐことができなくなることだと説明した。

一方、Google の製品マネージャ Rob Kniaz 氏は、不正クリック問題に対する取り組みと、PPA モデルの試験を行なうという判断は無関係だと主張している。

Kniaz 氏は取材に対し、「当社はこのベータテストにおいて、不正クリック問題のことは何も考慮していない。これは純粋に、広告主の声に応えたものだ」と語った。

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