コンテンツ契約を拡大する Joost、しかし Web ビデオ市場には強敵も放送大手 CBS Corporation と提携したとはいえ、まもなく正式サービス開始予定のオンラインビデオ会社 Joost も、視聴者の関心を引くための競争は避けられない。
Joost は、VoIP サービス会社 Skype の創業者らが設立した会社で、ピアツーピア (P2P) ストリーミング技術を使用し、フル画面の放送コンテンツをインターネットで配信する。同社は今春中にも正式サービスを開始する予定だ。同社と CBS は12日、『CSI』『Survivor』『CBS Evening News』などを含む CBS の番組を、Joost のプラットフォームを通じて配信すると発表した。 しかし、オンラインビデオに関心を寄せるテレビネットワークは、CBS 以外にも存在する。 3月22日には、メディア大手の News Corporation と NBC Universal が動画配信ネットワークの新会社を設立し、Google (NASDAQ:GOOG) 傘下の YouTube にあるコンテンツに対抗できる、商業コンテンツを提供すると発表している。 こちらの新会社のサービスは今夏から始まり、テレビシリーズ全話/映画/ビデオクリップなど、少なくとも放送ネットワーク12社と映画会社2社のコンテンツを配信する予定だという。また、配信予定の具体的な作品名として、『24』『Heroes』『The Simpsons』『Little Miss Sunshine』などが挙がっている。 また、Google および YouTube を相手取って10億ドルの損害賠償訴訟を起こしたメディア大手の Viacom (NYSE:VIA) も、傘下にある MTV Networks、BET Networks、Paramount Pictures のコンテンツを Joost で配信する契約を2月に結んだ。 YouTube の劇的な成功がなければ、これらの大手メディア企業が、これほどの関心を Web に払うことはおそらくなかっただろう。新興企業の部類に属するとはいえ、現時点において YouTube は間違いなく Web ビデオ界の雄だ。 Web 計測会社 Hitwise の調査によれば、YouTube は2月11日から17日の1週間で、テレビネットワークの Web サイト全部を合わせたよりも多くのトラフィックを獲得したという。ケーブルテレビを含む放送ネットワークの52サイトが、その1週間で得た全米のトラフィックは全体の0.4865%だったのに対し、YouTube が獲得したのは0.6031%だった。 しかもこの数字は、Google が Viacom の要求に応じて、2月上旬に Viacom が著作権を保有するコンテンツをすべて YouTube から削除した後の数字だ。 関連記事 最新トップニュース
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