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2007年5月24日 11:00

スパムに対して人々がより寛容に?

著者Andy Patrizioオリジナル版を読む海外海外発
スパムは過去最大の迷惑行為だ。調査会社 IDC も4月に発表したレポートの中で、迷惑メールが増え続けるにつれ、今年スパムの流通量が合法的な Eメールの量を上回る見通しだと報告している。しかし、非営利団体 Pew Internet & American Life Project の調査報告によると、スパム問題が続いているにも関わらず、単純にスパムに慣れてしまい、インターネット ライフの現実の1つとして受け止める米国人が増えているという。

スパムに頭を悩ませるユーザーが減っている理由の1つは、そもそもスパムの遮断に長じつつあることだ。Pew が行なった米国の成人2200人を対象にした調査では、Eメールユーザーの71%が、スパムを遮断する何らかのフィルタを使用していることが明らかとなった。

Pew の上級研究員 Deborah Fallows 氏は、取材に対し「人々はスパムとどう折り合っていくか学びつつあり、スパムを制御しているという感覚によって、迷惑に感じるユーザーが減少している」と述べた。

だからといって、必ずしも人々がスパムの問題に無関心ということではない。Pew の調査では、55%の Eメールユーザーが、スパムのせいで Eメールへの信頼を失ったと回答した。ただそれでも、彼らは Eメールを使い続けている。Eメールの人気下落はスパムが理由ではなく、インスタント メッセージを好む世代が台頭してきたことも影響しているという。

「米連邦取引委員会 (FTC) でさえ、スパムが Eメールを滅ぼしてしまうと懸念していた。しかし、その通りにはならなかった」と、Fallows 氏は語る。スパムを理由に Eメールの使用を減らしたユーザーは、2004年の29%から現在は19%になっている。

また、より多くのスパムが人々に届いていることも、Pew の調査で明らかとなった。調査対象の37%は、この1年間で個人の Eメールアカウントに届いたスパムが増えたと回答しており、仕事で Eメールを使う人の29%も、スパムが増えたと回答している。反対に、この1年間でスパムの量が減ったと回答した人々の割合は、わずか10%に留まった。

しかし、これらの回答者はすべて、スパムの問題をあっさりと受け入れているようだ。Pew が2003年6月に、初めてスパムに対する人々の反応について調査を開始した際、25%の人々が非常に大きな問題だと答えていた。現在、スパムが問題だと答えた人の割合は18%に下がっている。

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