japan.internet.com
マーケティング2007年6月18日 09:00
文字サイズ文字サイズ小文字サイズ中文字サイズ大

4人の大物ボット管理者が司法の場へ

この記事のURLhttp://japan.internet.com/wmnews/20070618/11.html
著者:Andy Patrizio
海外internet.com発の記事
最近、スパムフィルタの仕事が若干減っているが、これは、米連邦捜査局 (FBI) が数名のボット管理者を逮捕したおかげだ。

ボット管理者とは、スパムメールを一斉送信するためのソフトウェアを密かに仕込んだコンピュータを、数万台とまではいかなくても、数千台規模で制御する人間のことだ。このようなソフトウェアに汚染されたコンピュータを「ボット」というが、自らの意思を持たずに他人の命令で攻撃をすることから「ゾンビ」と呼ぶこともある。

ボット管理者は、こうしたコンピュータを制御下に置き、スパム業者の仕事を有料で請け負う。スパム業者は、株価操作をたくらむ詐欺メールや住宅ローン、男性向けの ED 治療薬の宣伝メールなどを送りつけるのだが、ボット管理者は、そうしたスパムメールの文章と送信先リストを制御下にあるすべてのコンピュータに送信し、そこからスパムメールを一斉配信する。

FBI は先ごろ、「Operation Bot Roast」(ボット丸焼き作戦) という気の利いた名前の作戦を展開し、3名の大物を逮捕した。まず、テキサス州に住む James C. Brewer 容疑者は、シカゴ地域の病院と、世界中の数万台のコンピュータを制御するボットネットを運営した容疑がかけられている。

また、ケンタッキー州に住む Jason Michael Downey 容疑者は、分散型サービス不能化 (DDoS) 攻撃を行なったとして告発されており、ワシントン州シアトルに住む Robert Alan Soloway 容疑者も、大規模なボットネットを運営した罪に問われている。

これとは別に、ニューヨークのブルックリンに住む Adam Vitale 被告は6月11日、連邦裁判所において、AOL の利用者に大量のスパムメールを送りつけた反スパム法違反の罪状を認めた。Vitale 被告とその共犯者は、毎月4万ドルを稼いでいたという。両者に対する判決は9月13日に下される予定で、最長で11年の禁固刑に処せられる可能性がある。

しかし、ボット管理者がどれくらいいるのかは誰にもわからない。スパム対策用のソフトウェアやサービスを手がける Unspam Technologies の CEO (最高経営責任者) Matthew Sweet 氏は、インターネットにはネットワークを徘徊してメールアドレスの収集を行なっている者が1万8千名弱いることから、ボット管理者の数はそれよりも多いのではないかと語った。
japan.internet.comのウエブサイトの内容は全て、国際法、日本国内法の定める著作権法並びに商標法の規定によって保護されており、その知的財産権、著作権、商標の所有者はインターネットコム株式会社、インターネットコム株式会社の関連会社または第三者にあたる権利者となっています。
本サイトの全てのコンテンツ、テキスト、グラフィック、写真、表、グラフ、音声、動画などに関して、その一部または全部を、japan.internet.comの許諾なしに、変更、複製、再出版、アップロード、掲示、転送、配布、さらには、社内LAN、メーリングリストなどにおいて共有することはできません。
ただし、コンテンツの著作権又は所有権情報を変更あるいは削除せず、利用者自身の個人的かつ非商業的な利用目的に限ってのみ、本サイトのコンテンツをプリント、ダウンロードすることは認められています。

Copyright 2012 internet.com K.K. (Japan) All Rights Reserved.