各地の3次元地図や衛星画像が見られる『Google Earth』は、スーパーマンの速さで世界をめぐるのに役立つツールだが、その創造主たちが今度は、地図が表わす現実世界にも Google Earth を役立てようとしている。
Google (NASDAQ:GOOG) は26日、ニューヨークのメディア向けイベントにおいて、世界の非営利団体を支援するプログラム『Google Earth Outreach』を発表した。非営利団体が仮想世界に進出し、2億人にのぼる Google Earth ユーザーに向けて、現実の世界を救うための情報を発信できるものだという。試験版プログラムには、Jane Goodall Institute、United Nations Foundation、Earthwatch などの団体が参加している。
Google Earth Outreach では、オンラインガイド、ビデオチュートリアル、ケーススタディを通じて、非営利団体のニーズに合った Google Earth の利用法を手引きする。また、『KML』(Keyhole Markup Language) を用いた Google Earth レイヤーの作成でプログラマの助力が得られるよう、非営利団体を経験豊富なプログラマと結ぶオンラインフォーラムもある。
さらに、『Google Earth Pro』の無料版と追加の技術サポートを申し込むこともできる。Google によれば、特に魅力的な Google Earth コンテンツを作成した団体については、最も印象に残る新レイヤーを集めたオンラインギャラリー『Google Earth Outreach Showcase』で紹介し、レイヤーのサブセットを Google Earth の『Global Awareness』フォルダで代わる代わる公開するという。
「Google Earth Outreach の狙いは、世界の非営利団体が当社の地図情報技術を活用し、それぞれの目的を推進できるよう、彼らのニーズに合った技術ガイダンスや支援を提供することだ」と、Google Earth および『Google Maps』担当ディレクタの John Hanke 氏は声明の中で述べている。