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2007年7月27日 10:00

【アクセス解析の次の一手】アクセス解析の結果を「活用」するために

アクセス解析を活用していますか。

アクセス解析ツールも充実してきた現在、世の中、アクセス解析を利用する人は増えてきている。

インターネット白書2007によると、従業員50人以上を対象とした調査では、過半数の企業がアクセス解析を導入済みとなっている。

また、サイト運営における費用対効果の改善策として、アクセス解析を利用する事を考えている運営者は2005年には20%だったのが、2006年には40%近くと増加している。

つまり、運営者も「アクセス解析を使う事で運営効果が上がる」といった意識が高まり、取り組みたいと考えているのである。

ただ、実際にアクセス解析を導入しているサイト運営者より話を聞くと、ほとんど利用できておらず、解析結果を実際の運営に活用できているといったケースは極めてまれである。

ではなぜ、アクセス解析は活用できないのだろうか。

アクセス解析活用に向けての障害

現在、アクセス解析を活用するに当たって障害となっているポイントは主に3つある。

1.担当者、専門要員の不足
社内でアクセス解析を見る人が決まっていなかったり、忙しくて見る事ができなかったりする点である。その結果として、アクセス解析がおざなりになってしまう。

2.社内意識浸透の困難さ
アクセス解析に利用される指標は PV 数や、訪問者数を始めとして、複数存在する。担当者も、指標として複数のデータを考えるケースが増えてきた。しかし、その場合、本当に必要なデータの判断が難しくなり、その結果、担当者の意図が上司に伝わらない、等の弊害が発生する。

3.アクセス解析へ取り組む際の意識
次章で詳しく説明するが、この部分が最も大きな溝となっているように感じる。

アクセス解析ツールへの期待と実際

前章で述べたように、アクセス解析が活用し切れていない原因の1つにアクセス解析へ取り組む意識がある。

つまり、言い換えると「サイト運営者がアクセス解析へ持つ期待と実際のずれ」があるのではないかという点である。

例えば、アクセス解析の勉強会やセミナーを開催する機会によく聞かれるのが、「アクセス解析のどこを見ればよいのか」という質問である。

この質問は特に、アクセス解析の認知が高まり、使い方を紹介する書籍やコラムが増えてくるにつれて、益々増えてきている。

しかし、実のところ、この質問に回答するのは結構難しい。

なぜならば、アクセス解析とは本来、これまでに行ってきた運営結果の判断や、課題の発見を行い、その中から改善策を導いていくものである。

つまり、サイト運営の目的や意図を汲み取った上でデータを見ていく事で、始めて見るべき場所が自ずと決まってくるのだ。

更に、これは2つ目の障害にも関連するが、実のところ、アクセス解析のデータは、「増えたから必ずしも良い」、というわけではないケースも存在する。

そのため、「基本として、このデータは抑えておいた方が良い」、といったデータはあるが、(この部分は次回以降に別途触れたい)、「こう見たら確実」というデータは存在しないのである。

この意識のずれが、アクセス解析活用の障害となっているケースが多い。

アクセス解析にどう取り組んでいけば良いか

今回は、「アクセス解析を既に導入している企業が抱えている課題」について説明してきた。

過去にアクセス解析の導入を多数支援してきた。実は、アクセス解析を日々利用し、「サイト運営に取り組んでいる運営者」と「そうでない運営者」には、それほど大きな違いはない。

違っているのは、アクセス解析を見る際に、ウェブサイト運営の目的や意図を「意識して取り組んでいるかどうか」である。

そこで、次回以降は、アクセス解析に「どのようにして取り組むか」、具体的な方法について説明していきたい。

その方法を知れば、アクセス解析を見た際に、サイトの課題が格段に見えるようになるはずだ。

記事提供:株式会社環

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