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2007年8月20日 09:00

Google、クリック詐欺に関する情報サイトを開設

著者Nicholas Carlsonオリジナル版を読む海外海外発
Google (NASDAQ:GOOG) は17日、クリック詐欺と広告トラフィックの品質に関する情報をすべてまとめた Web サイト『Ad Traffic Quality Resource Center』の開設を発表した。

新サイトには、クリック詐欺に関する解説と Google の対策を掲載した「Overview」をはじめ、詳しい FAQ とリッチメディアによる解説を提供している「Help Center」や、Google の技術陣および同分野における専門家たちによる詳説記事と Blog を掲載する「Tech Talk」という3つのコーナーがある。

ほんの1年半ほど前、Google の CEO (最高経営責任者) Eric Schmidt 氏は仮定の話として、クリック詐欺はそれほど大きな問題になり得ないとの考えを披露した。

同氏は2006年3月、スタンフォード大学経済政策研究所 (SIEPR) で行なわれた会議において、次のように述べている。「議論のために、不正クリックを Google が取り締まらず、蔓延したと想像してみよう」

「広告主が広告クリックに対して支払う料金は、いずれ下がることになる。なぜなら、広告主が不正クリックの存在に気づくからだ。これは言い換えれば、広告価値が下がるということだ。そのため、しばらく時間が経つうちにこのシステムでは自動的に修正が働くことになる。実のところ、経済の仕組みを利用した完全な解決法がある。つまり、この自己修正機能にまかせるというものだ」

この発言は議論を呼んだが、その後 Google は、クリック詐欺に対する公式な立場を改める形となった。

同社は2006年8月、オンライン広告業界団体 Interactive Advertising Bureau (IAB) が設立した不正クリック対策作業部会 Click Measurement Working Group に加わった。同部会は、各種メディア企業の非営利業界団体 Media Rating Council (MRC) との共同取り組みで、Google のほか Microsoft (NASDAQ:MSFT)、Yahoo! (NASDAQ:YHOO)、Ask.comLookSmart (NASDAQ:LOOK) などの検索サービス各社が参加している。

Google がこのような団体に熱意を示すのも無理はない。Click Measurement Working Group 発足の1週間ほど前には、不正クリックにより被害を被ったとして、広告主が Google を訴えた集団訴訟案件において、9000万ドル相当を負担するという Google の和解案に裁判所が最終承認を与えたばかりだった。

以後の不正クリック問題に対する Google の姿勢は、Ad Traffic Quality Resource Center に掲載した文章に多かれ少なかれ影響を与えている。それは、クリック詐欺について「悪意もしくは詐欺的意図に基づいて発生したクリックを指す」と記した部分だ。

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