新たなビジネス モデルを模索するオンライン メディア『ad:tech NewYork』(5-8日) では、同カンファレンスの主要テーマ ―― 急速な拡大と同時に細分化が進むオンライン市場でのリーチ拡大 ―― に沿った議論に終始したオンライン パブリッシャたちに対し、MTV Networks や『NYTimes.com』といった Web メディアの牽引者たちからは、もっと積極的な姿勢を促す言葉が聞かれた。
『Publishing in the Digital Age』(デジタル時代のパブリッシング) と題したパネル ディスカッションには、オンライン メディア業界で成功を収めている企業からパネリストが参加し、これからは Web サイトだけでなく、消費者がどこからでもコンテンツにアクセスできるようにしなければならない、と同業者たちに訴えた。 もはやオンライン メディア業界は、パブリッシャがユーザーのアクセス条件を一方的に決めるやり方では立ち行かない。むしろ、自分たちのブランドのリーチを拡大できるような新たなチャンネルを見出すべきだ、というのが彼らの意見だ。 「1年前だったら、オンライン メディアの使命は、いかに自分のサイトにトラフィックを呼び込むかだと答えただろう。だが今は、もっとオープンにならなくてはならない。コンテンツをオープンにして、消費者がどこでも好きなところからアクセスできるようにすべきだ」と、MTV Networks のデジタル広告担当取締役副社長 Nada Stirratt 氏は語った。 新たな配信チャンネルを模索する一方、メディア各社はブランド戦略へのアプローチ全体の見直しも図っている。NYTimes.com の副社長 Vivian Schiller 氏によると、多くの人がニュース ブランドの大きな基準と仰ぐ『Times』紙も、取材記者、コラムニスト、ブロガーをそれぞれ独自のブランドとみなし始めているという。 また、こうしたブランドの細分化と同時に、プラットフォームの急激な多様化も進んでいる。このことは、もはや Web サイトだけに限らず、ユーザーがメディアのコンテンツに触れられる場所が増えていることを意味している。 関連記事 最新トップニュース
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