Google と DoubleClick の合併に、米上院がプライバシー問題を懸念Google による DoubleClick の買収提案について調査していた米上院小委員会は19日、連邦取引委員会 (FTC) の委員長である Deborah Majoras 氏に対し、今回の吸収合併に関する厳密な調査を促す書簡を送った。
この書簡は、独占禁止、競争政策および消費者の権利に関する司法小委員会の委員長を務める上院議員 Herb Kohl 氏 (民主党、ウィスコンシン州選出) 、そして同委員会の中心メンバーである Orrin Hatch 氏 (共和党、ユタ州選出) から送られたもので、オンライン広告業界最大手2社の合併により生じるおそれのある、競争および消費者のプライバシーへの潜在的脅威について警告するものだ。 「この買収提案により、世界最大のインターネット検索企業である Google と、インターネット広告のリーディング カンパニーである DoubleClick が結びつくことになる」として、Google のコンテキスト広告が DoubleClick のディスプレイ広告とどの程度重複するのか、また、これら2社がそれぞれ独立した企業として互いに競争しているのかどうかを考慮するよう、FTC に要求している。 Google と DoubleClick はどちらもオンライン広告のビジネスを行なっているが、採用するビジネスモデルは異なる。Google の『AdSense』はアルゴリズム ベースで、検索クエリに基づいたクリック可能なリンクを提供するが、DoubleClick は Web サイトにバナー広告を出している。 書簡はさらに FTC に対し、「新規の競合企業がこの市場へ参入するのを妨害する重大な障壁があるかどうか、また、今回の買収がインターネット広告の掲載コストに与えうる影響」について考慮するよう求めている。 Google が DoubleClick を31億ドルで買収することで合意が成立したとの発表以来、Microsoft は競争力を理由に、この取り引きを阻止しようとロビー活動をしている。また、プライバシー権利擁護団体は、Google が DoubleClick の持つ消費者の購入履歴その他のインターネット活動に関する大量のデータを入手する点について懸念を示している。 FTC はこの件に関する調査を今年5月に開始した。 市場の多数の分野が単一企業の管理下に入ることで、オンライン広告界の競争が阻害されるおそれがあるため、FTC は「強力なインターネット複合企業の誕生に対する警戒」をしなければならない、とこの書簡は警告している。 関連記事 最新トップニュース
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