国内サーバー投資、情報サービス分野で成長――IDC が予測
IDC Japan は19日、2007年上半期国内サーバー市場の産業分野別投資動向を発表した。これによると、サーバー投資が最も大きく伸びたのは「公共/公益」分野だった。また、サーバー投資の構成比では「組立製造」が最も大きな比率を占めた。IDC では、今後5年間に、サーバー投資が最も伸びるのは「情報サービス」分野であるとみている。
国内サーバー市場は前年同期比マイナス5.2%で、2006年上半期の同マイナス1.2%と比較して縮小幅は4.0ポイント拡大した。サーバー投資が最も大きく伸びた産業分野は前年同期比プラス42.5%の「公共/公益」だった。また、「銀行」も前年同期比プラス27.2%と大きく成長した。 「公共/公益」では、電力系企業においてメインフレームが更新された。また、安全対策やコンプライアンス対応のための IT 投資も増加した。さらに、電力会社とガス会社による家庭向けエネルギー供給の競争が激化し、顧客情報管理の強化を行うため、積極的にシステム増強が行われた。これらが、サーバー投資の高い伸びに貢献したという。 一方「銀行」では、好調な業績を記録する都銀で基幹システムの統合や更新が行われた。また、金融商品の多様化に対応するための IT 投資が活発で、これらによって、サーバー投資が高い伸びを示したという。 産業分野別サーバー投資構成比では「組立製造」が16.1%と最も大きな比率を占めた。次いで「通信/メディア」(12.3%)、「官公庁」(12.1%)と続いた。前年同期から上位3分野に変更はなかった。4番目の「銀行」は、サーバー投資の高い伸びを反映して前年同期の5番目から順位を上げた。 IDCでは、今後5年間にサーバー投資が最も伸びる産業分野を「情報サービス」とみている。IDC Japan サーバー シニアマーケットアナリストである唐沢正道氏は、次のように語る。 「情報サービス分野では、データセンター事業者のサーバー投資が堅調であると予測している。さらに、SaaS に対する需要が増加し、SaaS 事業者はそれに対応するためのサーバーの増強が必要になる。また、データ通信の高速化、大容量化に伴って情報コンテンツが多様化し、それらの制作や配信のためのサーバー需要が増すものとみている」 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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