![]() ![]() ![]() ![]() Yahoo!、『AdSense for Search』の試験導入へこの記事のURLhttp://japan.internet.com/wmnews/20080410/10.html
著者:Kenneth Corbin
海外internet.com発の記事
ここ2か月あまり、Yahoo! は Microsoft から受けた一方的な買収提案について、「戦略的な代替案」を検討中と公言してきた。一方で、観測筋 (および一部の株主) の間では、Microsoft の提案に対する有効な代替案など存在しないとの意見も出ている。
だが、ついに Yahoo! が動いた。同社は9日、Google の広告配信サービス『AdSense for Search』を試験的に導入し、同サービス由来の広告を Yahoo! の検索結果と並べて掲載すると発表した。 検索広告事業を Google に頼る形は、Microsoft による買収提案に対して Yahoo! が独立を保つ上で、数少ない選択肢の1つとして、以前から噂にのぼっていた。Microsoft は1月、当時の Yahoo! の株価に62%ものプレミアムを乗せた金額で買収を持ちかけた。 今回のニュースには、皮肉めいたところがある。クリック課金型のコンテンツ連動広告というコンセプトを発明したのは、Yahoo! の Overture 部門だった。関連特許も Yahoo! が保有しており、2004年の和解の結果、現在は Google が Yahoo! からライセンスを受けている。 今回の AdSense 試験導入発表に先立つ5日、Microsoft の CEO (最高経営責任者) Steve Ballmer 氏は、Yahoo! に最後通達となる書簡を送付した。Microsoft はそのなかで、3週間以内に誠実な態度で交渉に応じなければ、役員候補を立てて Yahoo! の取締役会を乗っ取るという敵対的手段に出ると通告した。これに対して Yahoo! は7日、Microsoft の提案が Yahoo! の価値を過小評価していると判断する根拠を並べた書簡を返している。アナリストのあいだでは、Yahoo! の株主が同社の経営立て直し戦略にどこまで辛抱できるのか、危ぶむ見方が大勢を占めている。 Microsoft は予想通り、今回の AdSense 導入をめぐる発表を非難した。Microsoft は、同社と Yahoo! の合併こそが、検索広告で正真正銘の競争力を持つ2番手の会社を生む、唯一の有効な策だと主張している。 「Yahoo! と Google がなんらかの正式な合意に至れば、検索広告市場の90%以上を Google が握ることになるだろう。そうなれば、当社の Yahoo! 買収提案とはまったく対照的に、市場の競争性が大幅に減じる」と Microsoft の法務顧問 Brad Smith 氏は声明のなかで述べている。 「Yahoo! の株主に持ち株と見合う完全かつ公正な価値をもたらし、すべての株主に同社の将来に関する決定権を与え、コンテンツ作成者や広告主や消費者にとって選択の幅が広がるのは、依然として当社の提案が唯一の選択肢だ」と Smith 氏は付け加えた。 |