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2008年6月4日 12:10

Microsoft の検索シェア、HP とのタッグで拡大するか?

2週間前、自社の検索サービスを利用して商品を購入した消費者にキャッシュバックを行なう『Live Search cashback』プログラムを発表して検索業界を驚かせた Microsoft だが、今度はもう少し伝統的な手法に打って出た ―― 検索サービスを新しい消費者向けパソコンにバンドルするというものだ。

Microsoft と Hewlett-Packard (HP) は2日、2009年発売の HP の消費者向けパソコンに、『Silverlight』をベースとした『Microsoft Live Search』対応ツールバーをデフォルトの検索エンジンとして搭載すると発表した。

HP の Global Attach 部門バイス プレジデント兼ゼネラル マネージャ、Ulf Claesson 氏は取材に対し Eメールで次のように述べている。「Microsoft は魅力的な新しいツールバー製品を発表した……当社はこのツールバーを、消費者向けパソコンに搭載して北米で提供できることになった」

この提携により、多くのユーザーが Microsoft の検索エンジンを採用することになれば、同社は検索大手の Google や Yahoo! に一矢報いることができるかもしれない。調査会社 comScore によれば、2008年4月に米国で行なわれた全検索のうち、Microsoft のサイトを利用した割合は10%以下だったという。この数字は Yahoo! の半分にも満たず、Google のわずか6分の1にすぎない。

だが、パソコン販売における HP の優位性をもってすれば、Microsoft の検索シェアが拡大する可能性はある。Gartner の調査によると、2007年の全世界パソコン出荷台数は HP が4940万台を記録し、Dell の3870万台に差をつけて首位に立っている。

HP との提携は、検索市場における Microsoft のシェアを押し上げると予想されるが、あるアナリストは今回の提携を重要なものとしながらも、Microsoft の地位に劇的な変化をもたらす可能性は低いと見ている。

「大きな成果だが、HP にとっても Microsoft にとっても、勢力図を一変させるものではないと思う」と Pund-IT の主席アナリスト Charles King 氏は取材に対して述べ、今回の提携の重要性を「過度に強調」すべきでないとの見解を示した。

残る疑問は、この提携を受けて、Google が米司法省に苦情を訴えるかどうかだ。Google は2007年、『Windows Vista』ではユーザーが Microsoft 製以外のデスクトップ検索機能を選ぶことが困難になっているとして司法省に申し立てを行なった。その結果、Microsoft は今春リリースの『Windows Vista Service Pack 1』でデスクトップ検索機能に変更を加え、サードパーティのデスクトップ検索アプリケーションを Windows Vista に統合できるようにする措置を取ることになった。

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