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Yahoo! にとって『BOSS』の持つ価値とは?Yahoo! が10日に発表した『Yahoo! Search BOSS (Build Your Own Search Service)』は、予期していなかった動きだった。これは、同社の検索インフラを外部の開発者や企業などの組織に開放するプログラムだ。
同社が所有しているサーバー、ソフトウェア、検索インデックスといった強力なインフラを利用すれば、Yahoo! 自身とすら十分に拮抗し得る検索サービスの構築や、既存サービス強化も可能で、今のところ Yahoo! に対しては、賞賛の声が集まっている。 経営の主導権を巡って一部株主と争っている Yahoo! は、BOSS の使用に関してほとんど条件を課していない。たとえばユーザーがこのシステムを利用して、自分のサービスを強化する場合でも、クレジットの表示など、何らかの形で Yahoo! のブランドを表面に出す必要はない。 調査会社 IDC の検索担当アナリスト Sue Feldman 氏は、Yahoo! が正しい形で到達範囲を拡げようとしており、外部の企業や開発者は BOSS に引きつけられるだろうとの見通しを示し、次のように語った。「これは寄生というよりも共生関係だ。残念なことに、Yahoo! と同社 CEO の Jerry Yang 氏はこのところマスコミの集中砲火を浴びているが、私は彼らのビジョンをほめたたえたい。彼らのやり方は正しいと思う」 BOSS の利用者に対する唯一の条件は、Yahoo! が提供する広告を表示して広告売上を同社と分け合うことだ。企業は、自分の好きなように検索結果を表示したり、優先順位をつけたりすることができる。たとえば、ソーシャル ネットワーク サイトの『Me.dium』は、広範なインデックス化を行なうためのリソースが不足していることから、Yahoo! のインデックスを利用して、サイト独自の「people search」検索結果を最優先しつつ、Web という広大な領域を対象とした検索サービスを提供していく計画だ。 Feldman 氏は Yahoo! の検索サービス展開について、次のように述べている。「全検索の3分の2は、検索エンジン以外のサイト上で行われている。言い換えれば、Google、Yahoo!、MSN のような大手検索サイトを利用した検索は、全体の3分の1に過ぎない。残りは、Amazon.com で買いたい品物を検索するといった類の行為だ」 Web 上のどの場所からでも検索が実行できるという考え方に消費者が馴染んでくれば、理論的に考えて、大手検索エンジンに対する依存度が低下する。Feldman 氏によれば、そのような収入源に手を伸ばし、その一部を自分の手元に引き込むことは、Yahoo! にとって理にかなった動きだという。 関連記事 最新トップニュース
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