Google、買収に伴い取得した SEM 事業の売却で内的な矛盾解消へ広告大手 Publicis Groupe は6日、Google の Performics 検索エンジン マーケティング (SEM) 部門を買収すると発表した。Publicis はこの買収により、デジタル部門を強化したい考えだ。
数多くの広告関連企業を所有する大手広告代理店の Publicis は、Performics の150件にのぼる SEM 顧客契約が、すでに相当の数に及ぶ傘下のデジタル広告代理店と結びつくことを期待している。 Publicis の CEO (最高経営責任者) Maurice Levy 氏は声明のなかで、「この買収により、当社の検索関連業務能力が一定水準を越えるだけでなく、アフィリエート マーケティングや全般的なパフォーマンス マーケティング分野の強化にもなる」と述べている。 Google にとっては、今回の売却により、Performics 由来の事業の行き先が全て決まることになる。Google は、DoubleClick 買収に伴って Performics の各事業を吸収したが、Performics の SEM 部門とは利害が衝突する恐れがあった。この SEM サービスは、Google の検索ページにおける顧客サイトの掲載順位を上げることで報酬を得る事業だからだ。 こうしたことから Google は、客観的な検索エンジンの運営と SEM は両立できないと判断した。同社は今年4月、SEM 分野に進出するつもりはなく、客観的な検索順位決定を確実なものにしたいとして、SEM 部門売却の意向を表明していた。 また、最近では、Performics 由来の別事業であるアフィリエート広告ネットワークを自社の広告事業に組み込むことも発表している。Google はこれにより、ValueClick や LinkShare と競合することになる。 Google の広報担当者にコメントを求めたが、本記事の締切時間までに回答は得られなかった。 Publicis は、Performics の事業を VivaKi Nerve Center という部門に組み込む。VivaKi Nerve Center は、Digitas、Starcom MediaVest Group、Denuo、ZenithOptimedia といった広告代理店がそれぞれのリソースを持ち寄って共同利用するために、6月に発足した組織だ。 Google と Publicis によれば、買収手続きは第3四半期に完了する見込みだという。詳細な買収条件については明らかになっていない。 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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