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2008年11月7日 12:40

Yahoo! と Google の広告提携が白紙撤回に、今後の動向は?

著者Kenneth Corbinオリジナル版を読む海外海外発
Yahoo! が描いていた Google との広告業務提携が白紙撤回となった。業界観測筋の間では、その背景に何があったのか、そしていよいよ追い詰められた Yahoo! の行く末はどうなるのかという話題でもちきりだ。

両社による広告提携計画では、Yahoo! の検索結果ページ上に表示する連動広告の一部を、Google が提供するというものだった。

Microsoft が示した買収案に対する交渉が混乱したことに不満を募らせた株主の圧力が高まるなか、これを収め、手の内からこぼれゆく運を逃すまいと、Yahoo! は Google との提携話を持ち出した。同社は Microsoft との交渉を正式に打ち切ったと発表してからわずか数時間後に、Google との提携計画について詳細を明らかにし、提携が実現すれば年間8億ドルの売上増につながるとしていた。

だが Yahoo! は5日、独占禁止法違反を問題視する各規制当局の判断に屈する形で Google が手を引いた結果、失望を表明する状況に追い込まれた。

Yahoo! は声明のなかで、次のように述べている。「当社は変わらず、提携のもたらすメリットを信じており、Google が裁判を通じてその正当性を弁護することなく、提携計画から手を引くと決めたことに失望している」

米司法省 (DOJ) は5日午前、Yahoo! と Google に対し、両社の提携を阻止するため、独占禁止法違反訴訟を起こすとの意向を電話で伝えた。交渉に詳しい情報筋によると、これに対し Google は、合意を撤回し、その旨を直ちに Yahoo! 側に通知する考えを示したという。

提携が破談になったことに失望を隠せない Yahoo! だが、この件について「当社の製品ロードマップに変化が起きただけで、検索分野における革新と成長に腰を据えてかかる当社の姿勢は変わらない」とコメントした。

一方、アナリストらの見方は慎重だ。5日午前に Yahoo! と Google の提携が白紙撤回というニュースが出て、JP Morgan のアナリスト Imran Khan 氏は、Yahoo! が検索事業を Microsoft に売却する可能性について探るレポートを改めて公開した。検索事業の売却は、今年6月に決裂した Microsoft による買収計画でも出ていたものだ。

Khan 氏は報告書の中で、次のように述べている。「検索事業を手放せば、コンテンツとディスプレイ広告を手がける存在として、Yahoo! の立ち位置は明確になり、その結果、広告主とユーザーに対し、同社の目標を明確に定義付ける格好となる」

また、信用格付け会社 Standard & Poor's (S&P) のアナリスト Scott Kessler 氏も同様に、Google が立ち去った現在、まだ Microsoft と手を結ぶことは十分あり得るとの見方を示した。

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