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2009年2月20日 10:00

不正アフィリエイターに高報酬を払っていないか

アフィリエイト出稿をされているなら、広告費を大幅に削減できる手立てがあるのをご存知だろうか。それは、アフィリエイトサイトによる不正行為を徹底的に防ぐことにある。

プロモーション内容によっては、成果の半分以上が不正成果となっているケースもあるので、不正防止策は広告費削減対策としても取り入れることが賢明だ。上記を踏まえて、今回は最近の不正手口とその不正防止策について触れさせていただく。

アフィリエイトサイトが不正行為により広告収入を得る行為は、アフィリエイト黎明期から存在した。主な不正行為として挙げられるのは、同一人物がフリーメールアドレスを多数取得して多重登録をする、または第三者になりすましての申込みなどを行い、不正に広告費を得る行為である。

さらには、人件費の安い海外からの組織的な大量アクセスによる成果も存在する。このように、一部の悪質なアフィリエイトサイトによって、無駄に広告費を費やしてしまうことが広告主の悩みの1つだろう。

不正が起きやすいプロモーションは、会員登録や資料請求などの比較的、成果地点のハードルが低いもので発生しやすい。広告主はこのようなリスクを考えた場合、成果地点のハードルを高く(例えば資料請求の場合、本人に電話確認後成果とするなど)して実施する。この対処方法のデメリットは、成果地点のハードルが上がることによる有力アフィリエイトサイトの離脱が想定され、思ったほどの成果がでないという点だ。

アフィリエイトは一気にインターネットユーザーにリーチできる集客ツールとして考えられているだけに、成果が多く見込める有力アフィリエイトサイトの離脱は致命的になる。そこで、成果地点を変えずに不正サイトを排除する方法が、広告主にとってもハッピーなはずなのでその方法をご紹介したい。

まずは、システムによって不正を防止する方法。例えば、同一のユーザー識別子、同一 IP アドレス制御機能を実装することにより、同一人物の複数申込を未然に防ぐことが可能になる。

また、組織的な海外からの大量不正アクセスに対しても、そもそもの海外 IP アドレスを制御することによりシャットアウトが可能となる。これら機能は、アフィリエイト広告代理店が提供しており、アクセス制御機能は不正防止策の基盤となっている。

ただ、システム制御策にも限界がある。例えば同一 PC から複数の IP アドレスを取得して不正を行うケースは、システムだけで防ぐことが難しい。結論を申し上げると、不正を防ぐにはシステムだけでは対応しきれない。不正が起きにくいプロモーション設計と最終的には、人の手を介してチェックするのが確実な方法である。

システムに加えて、不正が起きにくいプロモーション設計についてスタンダードなものを2つほど紹介させていただく。

ひとつは「アフィリエイト用の成果タグの形式を見せない」方法である。悪質なアフィリエイトサイトは、「サンキューページ」と呼ばれる成果到達ページに埋められたアフィリエイト用成果タグの形式から、「新たな不正行為」を生成するケースが多い。

未然に防ぐ対策としては、広告主側からアフィリエイトサイトに対して JAVA スクリプト等の制御を利用し、タグの形式を見せない事がそもそもの防止策となり得る。

もうひとつは、成果承認の紐づけに必要となるユーザー識別子を、単純な連番のものから英数字の入交りの複雑なものにして不正行為を防止すること。これも、不正手段を構築されにくくするための防止策となる。

今回は一例を挙げてご紹介したが、このように事前のプロモーション設計を細かく作成して、集客の最大化と不正リスク回避のバランスを考えることにより、広告効果の最大化を図ることが可能になる。

アフィリエイト広告はチューニングすればするほど、最適なものになる広告であることは間違いない。

(執筆者:株式会社ネットマーケティング 靭江佑介)


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