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乱戦が予想される、2009年夏のネットブック市場――カカクコム調べカカクコムは2009年5月21日、昨年から高い人気が続いている低価格の小型ノート PC「ネットブック」のアクセス動向を報告した。
「ネットブック」と呼ばれる、低価格の小型ノート PC の人気が続いている。この分野の製品第一号となったのは台湾 ASUSTek が発売した「EeePC」シリーズで、2008年1月の発売以来、何度かのモデルチェンジを繰り返しつつも、「価格.com」上では不動の人気を保ってきた。 この ASUSTek の「EeePC」に遅れること約半年、同じ台湾系 PC メーカーである Acer や MSI などのメーカーも相次いでネットブックを日本市場に投入した。この台湾系メーカー3社を中心にして、マニア層を中心に一気にネットブック人気を確立していった。 国内勢では唯一工人舎が、この手のネットブック的な製品を以前から販売しており、ネットブックがブームとなってきた2008年5月以降、人気を伸ばしている。また、HP や DELL といったアメリカ系の大手 PC メーカーも、2008年夏から秋までに、「HP Mini」「Inspiron Mini」といった、独自のネットブック製品を日本市場に投入しており、2008年7月以降、各メーカーの競争が激化していることがアクセスグラフからも読み取れる。 こうして、2008年中は、主に海外メーカーの牽引によって、日本国内のネットブック市場が盛り上がりを見せた。なかでも先行メリットのある ASUSTek の「EeePC」と、高い性能で定評を得た Acer の「Aspire one」が、「価格.com」上では二強とも言える状態となっていたことがわかる。 海外勢一辺倒だったネットブック市場だが、2009年に入った頃を境に、にわかに変化し始める。2009年1月にソニーが「VAIO type P」というミニノート製品を発売した途端、「価格.com」上でも大きな話題となった。 その人気は、1年間続いた ASUSTek の「EeePC」の人気をついに破り、一時的にしろ PV 数で上回ったほどである。しかし、ほかのネットブック製品に比べると10万円前後というやや高めの価格が災いしてか、その人気も長くは続かず、2月に入ると話題は急速にしぼんでいく。 それに代わって上位に現れたのが、台湾系メーカー MSI が発売する「Wind Netbook」の新モデル「U123」であった。MSI の製品は、性能の高さからマニアを中心に人気があるが、発売時期の4月を山としてトップの人気となる。しかしそれも長くは続かず、4月に入ると再び ASUSTek の「EeePC」にトップの座を奪還される。「EeePC」も4月、5月と新モデルを投入しており、その影響もあって再び人気を取り戻しているようだ。 なお、この春商戦の大きなトピックとして、国内の大手 PC メーカーが、相次いでネットブック市場に参入したということがある。「VAIO type P」の発売を皮切りに、2008年中から様子見的に製品を投入していた NEC や東芝も、1月中にそれぞれバージョンアップしたネットブック製品「LaVie LIGHT BL100」、「NB100」を投入。 この2製品は、発売以降、ちらほらと人気ランキングの上位にも顔を見せるようになってくる。また、この春からは、富士通も同社初のネットブック製品「BIBLO LOOX M」を投入した。 ソニーを除くこれら国内勢のネットブック製品は、いずれも価格的に5万円を下回る低価格設定となっており、台湾勢やデル・HP といった海外製品とも互角に渡り合えるプライスバリューを付けている。そのため、ここのところのネットブック市場は、かなりの混戦模様となっていることがわかるだろう。 さらに、6月に台湾で開かれるコンピューターショー「Computex Taipei 09」にて、台湾勢の新モデルが発表されることも予想されており、まさに2009年夏のネットブック市場は、これまでにない乱戦となりそうだ。 関連記事 最新トップニュース
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