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2009年6月12日 10:20

「カリスマブロガー」と「カリスマアフィリエイター」の特徴

昨今、よく「カリスマブロガー」という単語を耳にする。これは社会的に影響力のある Blog を運営している人物に対して総称される場合が多く、運営 Blog は多くの訪問者数を集めている。運営者はだいたいタレント・モデル・著名人など芸能関係者である場合が多い。

Web 業界、さらに言えばアフィリエイト業界の中にも「カリスマブロガー」または「カリスマアフィリエイター」と呼ばれる人たちが存在する。彼らは自ら運営しているサイトに、アフィリエイト広告を掲載し、独自の集客により自サイトからの申込み数を増大させ、売上を上げるカリスマである。

アフィリエイトとは、アフィリエイト出稿クライアントが定めた一定のアクション(行動)を、サイトオーナーが集客したユーザーが満たした場合に、そのクライアントの広告を掲載していたサイトオーナーにあらかじめ決められた報酬を支払うという、クライアントにとって非常に費用対効果の良い広告手法である。

その反面、サイトオーナー側から見ると、いくら自サイトへの集客を増大させても、掲載していアフィリエイト広告からユーザーが申し込むなど、クライアントが定めたアクションを満たさないと一切収益に結びつかないという広告である。

例えば、コスメ販売クライアントがアフィリエイト出稿し、成果報酬支払条件がユーザーの「商品購入」だったとすると、アフィリエイト広告から流入したユーザーがコスメを購入した場合、その該当ユーザーの流入元のサイトオーナーに報酬が支払われる仕組みである。

ここで考えていただきたいのが、一般的なブロガーは、自分のサイトを見てもらうために日々サイトの更新や情報を発信するのが通常で、ユーザーに自サイト掲載広告から報酬支払の条件を満たす一定のアクションを起こしてもらおうという思いで、Blog を更新しているわけではないという点である。

大半のブロガーは、サイト訪問してくる人々に情報を発信して共感を得たいのである。しかし、アフィリエイトにおけるカリスマブロガー(以下、アフィリエイター)は少々意味合いが異なる。

上述したような一般的なブロガーとは異なり、ユーザーに自サイト掲載広告から報酬支払の条件を満たす一定のアクションを起こしてもらいたいのである。わかりやすく言うと、自らの収益につなげるため、より多くのユーザーを自サイト掲載広告から申込みが発生するよう、サイトの更新やユーザーに向けて情報を発信するのである。

そのためにサイトを運営しているのである。

この段階で、アフィリエイターのイメージは悪く思われるかもしれないが、ユーザーに申し込んでもらいたいクライアントとユーザーに申し込みをさせたいアフィリエイターの思惑が一致しており、WIN×WIN の関係が構築されているため、ビジネスとしても成立しているのである。

今回は、そのカリスマアフィリエイターの一人に取材を行い、そのノウハウを伝授頂いたので、この場を借りてご報告させていただきたい。

アフィリエイターは独自の集客手法で収益を得ており、本来であればその手法を外部に漏らす事はできないため、「取材として報告できる範囲で」という条件で取材を敢行した点と、下記に述べさせていただく内容は、あくまでも個人の意見に依存しているという点だけご承知いただきたい。

【論題】カリスマアフィリエイターから見た「一般ブロガー」と「アフィリエイター」の違い
一般ブロガーは、基本的に自分の思いのままにサイト更新をし情報を発信し、そこにサイト内容に共感を持った人々が訪問しサイトが活性化されるので、ブロガーはサイトを充実させるために、広告などを掲載する。

しかし、アフィリエイターはまずは掲載広告を選定することから始まる。現在の経済状況や時勢、人々の嗜好など、あらゆる情報から人々が欲しているであろうものを把握し、それとアフィリエイト出稿クライアントサービスと自サイト内容をマッチングさせるというのである。

このマッチングも、定められた報酬支払条件や支払単価なども加味した上で行う。

自サイトへのアフィリエイト広告掲載後は、いかにそのクライアントページへユーザーを集客し、定められた条件をユーザーに満たさせるか。という課題に取り組まなければいけないようだが、そのためにアフィリエイターは記事を書き、ユーザーへ情報を発信するのである。

ここでの観点は、ユーザーと共感を持つために記事を書くのではなく、クライアントサービスに興味を持たせるためにサイトを充実させるのである。

ここでポイントなのが、ユーザー心理だという。

ユーザーが自サイトに訪れた際に、どのような心理で何を求めているのか?を把握し、自サイトに掲載している広告からクライアントページへ遷移してもらいアクションを起こしてもらえるよう、ユーザーのモチベーションを上げ、クライアントのサービスへ興味を注がせなければならない。

自サイトに訪れたユーザーの心理を的確に把握することが肝なのである。

アフィリエイト広告からクライアントページに遷移するユーザーの心理として、次に記述する2つを挙げて頂いた。

(1)サイトを訪れて、そのクライアントに興味を持った。
(2)もともとそのクライアントのサービスに興味があった。


(1)については上述した通り、自サイトを訪れたユーザーを、アフィリエイト出稿クライアントページへ遷移させクライアントのサービスに興味を持つよう、自サイトの記事・構成などを整えれば良い。

(2)についてはクライアントサービスに興味がある。いわゆる潜在層を上手く自社サイトに集客し、申込みを誘発させれば良い。

(1)は一般的なブロガーでも容易にできる事だが、(2)についてはアフィリエイターの腕の見せ所である。今回は(2)の手法についてもお話しを聞く事ができたのでご報告させていただく。

(2)はそもそも、サイトの記事・構成の前の集客段階がポイントである。大袈裟に言えば、自サイトに集客さえできていれば、安定的にユーザーをクライアントページへ遷移させることができるため、安定的な収益が期待できるのである。

その際、いかにクライアントサービスに興味を持ったユーザーを集客できるかという課題があるが、それはリスティング/SEO という手法で実現可能なのである。

リスティングとは、YAHOO! や Google などの検索エンジンのワードを入札して選定したワードが検索された際に、自サイトをクリック課金広告にて表示させる手法である。

自サイトに掲載しているアフィリエイト出稿クライアントサ―ビスと親和性のある検索ワードをマッチングさせれば、必然的に潜在ユーザーを自サイトに集客することが可能なのである。

しかし、検索エンジンによる検索ワードからの自サイト集客は、ユーザーが自サイトへ遷移する際のクリック時点で入札したワード金額が課金されるため、アフィリエイト出稿クライアントの報酬費用との損益の見極めが必要となってくる。

クライアントからいただくアフィリエイト報酬費用が5,000円だったとして、そのサービスに親和性のある検索ワード入札額が100円/クリックだったとすると、自サイトに集客したユーザーが50クリックを越えても、アフィリエイト出稿クライアントのサービスに申し込まなければアフィリエイターの赤字なのである。

リスティング原価100円×50クリック=アフィリエイト報酬5,000円/件

アフィリエイターは、収益を確保しなければサイトを運営している意味がないので、ワード選定を慎重に行う事が重要なのである。これは成功と失敗を繰り返しながら身に付くものだと教わった。

さて、それでは次に、SEO とはどういったものなのか説明させていただくが、先ほどのリスティングと同様に、検索エンジンに依存する事に変わりがないが、ただ一つ大きく異なっているのが、検索エンジンにワード表示され、自サイトへ遷移した際のクリック課金がない事である。

リスティング広告枠の下部に表示されるため、クリック率が落ちる可能性があるが、非常に費用対効果が良い。ただし、上位に表示させるには検索エンジンに該当サイトを検索ユーザーからニーズがあると判断させる必要があり、その上位対策は Web や書籍などで紹介されているが、その対策どれを見ても非常に手間暇のかかる作業である。

結論、アフィリエイターは収益を上げるために手間暇をかけてユーザーを集客しており、その集客手法やサイト構成などはアフィリエイターによって様々である。収益が必ずしも見込めないリスクがあるため、なかなか大きな集客をできないアフィリエイターも数多く存在し、大きな収益を上げているアフィリエイターは独自の手法を確立しており、素人ブロガーには真似できない領域であると語っていただいた。

今回は、アフィリエイターへの取材を通して一般ブロガーとアフィリエイターの違いをご説明いただいたが、サイト運営にあたっての決定的な違いはビジネスとして成り立たせているのか、趣味で運営しているのか、という点を強く感じた。

サイト運営をビジネスとして成り立たせるためには、Web や書籍などで得た知識から集客を行っていき、時にはリスクを負いながらも独自の手法を確立しなくてはならない。

私達は普段何気なく検索エンジンを利用しているが、検索エンジン上のサイトから得られる情報は、非常にシビアな世界から拾った情報であるという事を、意識しサイトからの強いメッセージを感じ取っていきたいものである。

(執筆者:株式会社ネットマーケティング 熊本 勝)
 

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