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20歳未満お断りの凄いサイト(アダルトではありません)■次々とイベントや企画が生まれるユニークなサイト「日本酒天国.com」
「夏生 選酒権日本酒天国.com 特別会場」、「酒博士に学ぶ日本酒天国スクール」、「ウチ飲み推進委員会」。日本酒好きなら、聞いただけでワクワクするイベントや企画だが、実はこれらはすべて「日本酒天国.com」という、まだオープンして2か月余りのサイトから、次々と生み出されたものだ。 「日本酒天国.com」は、日本酒専門のソーシャルコマース(コミュニティとeコマースを融合したもの)で、全国約120の蔵元や22の卸業者、約1,800店の酒販店で構成する「日本名門酒会」が運営している。 日本酒に関わるサイトは、eコマース、Blog、mixi 等のコミュニティなど数多くあるが、「日本酒天国.com」は、日本酒ファンの一般ユーザーに加え、蔵元や卸業者、酒販店も参加し、その交流を通じて、日本酒ファンの拡大と新規需要の開拓を図ることを目的としているという。 ソーシャルコマースというと、eコマースに商品レビューが付いた程度で、「またぞろ、CGM を活用したeコマースか」と思いがちだが、「日本酒天国.com」は、「買い手」である生活者と「作り手」である蔵元、「売り手」である卸や酒販店が三位一体となり、ネットとリアルを連動させて、日本酒の楽しさを広めていくもので、その過程で、コミュニティがあり、イベントがあり、eコマースがあるというものだ。 ■驚異的な RAM(Radical Access Member)の多さ コミュニティサイトにおいては、ユーザー同士はもとより、「酒博士」や蔵元、酒販店などからも学べる「sake 豆知識」、試飲会等の「sake イベント」情報、相性の良い料理や肴の「sake レシピ」など、日本酒をより楽しむための「情報」や「交流」をすることができる公式コミュニティが充実している。 また、ショッピングサイトは、「日本酒天国.com」に登録した会員のみの限定で、季節限定商品やサイト会員限定商品もあり、コミュニティサイトで「会話」していて、気になった酒があったら、ショッピングサイトで即購入し、「体験」できるようになっている。 つまり、日本酒を楽しむための「情報」と「交流」と「体験」をシームレスに実現することができるようになっているのだ。 注目すべきは、ROM(Read Only Member=読むだけの会員)に対する RAM(Radical Access Member=積極的にアクセスし投稿する会員)の多さである。全体の会員数は、オープン後2か月余りで約2,000人で、アクセス数が1万5,000回/月、ユニークユーザー数が1,500人である現状において、投稿およびコメント数は1万件/月を超えている。 一般的に日本においては、RAM は10%程度と言われている中で、アクセス数の70%近くという驚異的な状況だ。もちろん1回のアクセスで複数の書き込みをする会員もいるが、それにしても、このユーザーの積極的な参加がベースになって、様々なイベントや企画も生まれていると言えるだろう。 ■「生活者参加型サイトの50%は失敗する」 しかしながら、このような生活者参加型サイトは、必ずしも成功するとは限らない。市場調査会社 Gartner のアナリストである Adam Sarner 氏は、2008年10月に次のような調査結果を発表した。 ・2012年には,顧客売上の50%にインターネットが関与するだろう。 ・そのため、フォーチュン1,000社の75%がマーケティングまたは顧客関係を目的とした何らかのオンラインコミュティにより、顧客関係強化を図るだろう。 ・しかし、これらの50%は失敗するだろう。最大の理由は企業とユーザーの双方に「共通する目的」がないからだ。 ・「共通する目的」のバランスを見つけるのは容易ではない。 何をもって、成功、失敗とするのかは難しいところだが、日本においては50%も成功していないだろう。2006年頃、mixi などの SNS ブームに乗って、mixi と大差の無い「mixi クローン」が次々と生み出されたが、そのうち、会員数が順調に伸び、活性化して、サイト構築の目的を果たしているものは、どれだけあるだろうか? ■「生活者の力をマーケティングにどのように活かすか」のケーススタディ これまでのコラムで、「生活者の力をマーケティングにどのように活かすか」という考え方や海外も含めた成功事例を紹介してきた。 一時の「SNS ブーム」的な状況ではなく、企業が、商品企画、販売促進、販売、ファン醸成など、マーケティングヤブランディングにおける明確な目的のために、生活者と対話するプライベートコミュニティが、注目されてきている。 これからは、この「日本酒天国.com」の事例を使って、こうした「生活者と対話するサイト」を構築し、マーケティングに活用する方法について、より具体的に、述べていくことにしたい。 執筆:株式会社ワールド・カフェ 代表取締役 笠原 造 監修:株式会社ループス・コミュニケーションズ 代表取締役 斉藤 徹 関連記事 最新トップニュース
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