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2009年7月10日 10:00

クロスメディアでアフィリエイト効果アップ!

最近「景気は底を打った」という発言が多々あるものの、まだまだ不況のあおりを受けている広告業界。リーマンショック以前から、マス広告4媒体の売上は減り続けてきたが、インターネット広告の伸びも以前より鈍化している。

マス広告4媒体の前年同月比売上
マス広告4媒体の前年同月比売上

インターネット広告の前年同月比売上(出典:経済産業省「特定サービス産業動態統計調査」)
インターネット広告の前年同月比売上
(出典:経済産業省「特定サービス産業動態統計調査」)

他方、アフィリエイトなど成果に直接結び付きやすい広告形態は、もちろんクライアントの業種にもよるが、広告費を削減する動きはあまり見られない。当社で主に扱っているアフィリエイトの場合、マス広告の予算を削って、CPA の合うアフィリエイトへ予算を移動する動きさえよく見受けられるし、最近では予算アップの相談を受けることも増えている。

ところが、予算を増やしたからと言って、必ずしも獲得が進むかというと、そうもいかないのがアフィリエイトの難しいところでもある。なぜかというと、アフィリエイトの「予算」だけ増えたとしても、掲載媒体には何ら影響(恩恵とも言える)がないので、獲得促進につながるような露出拡大などが起きる訳ではない。

予算が増えたのであれば、その分単価を上げる、固定費を支払うなど媒体が嬉しくなるような施策が必要である。そうなると単純にアフィリエイトの CPA が上がることになるので、あまり好んで実行するクライアントは少ないかもしれない。ただ、直接アフィリエイト掲載媒体に落とさずとも、うまく認知を広げつつ獲得に繋がる予算の使い方がある。それが、他の媒体とのクロスメディアである。

ネット広告に比べ、テレビや新聞、雑誌広告というのは短時間で幅広く認知をあげるメディアであることは間違いない。従来メディアのこの特性をうまく活用することで、ネットでの「刈取り」を最大限引き出すことが可能となる場合がある。

当社でお付き合いのあるクライアントの場合、決まった時期に CM での露出を行うのだが、この CM 期間中のアフィリエイト獲得が毎回1.5倍から2倍ほどに増加し、全体で見た場合の費用対効果も非常に高まるというデータがある。

CM 単体では、確かに獲得という側面で見ると CPA が高くなりがちだが、そこにネットメディア、特に低 CPA でのアフィリエイトによる獲得プランを組み合わせることにより、全体の CPA を抑えながら大量に獲得できるという事例がある。CM を露出することでアフィリエイトでの獲得が増加するため、全体の CPA がそこまで高騰しないのだが、その一番の大きな理由は、ネットユーザーに対するサービスの認知度、信頼度が増すことによる CVR のアップが挙げられる。

CM や新聞広告は、まだまだ消費者心理に大きな影響をおよぼすことは間違いない。その巨大メディアで見たことのあるサービスであれば、ネットで初めて触れるものであっても、ある程度の信頼が得られているという点でユーザーに安心感を与え得る。

この状態をアフィリエイトに活用しない点はない。CM や雑誌広告など、ある一定期間の露出が見込める場合は、「CM でおなじみ!」「○○に掲載中!」などの文言を LP やバナーに入れるだけでも、CVR に違いが出てくるものである。また、CM の場合はその動画素材をうまく LP に使ったり、場合によっては媒体に CM 動画素材を活用してもらうというのも手であろう。

また、提携する媒体側にもマス広告を行なっているという情報は、積極的に流すべきである。そうすることで提携サイトも増え、結果としてアフィリエイトでの件数獲得に結びつく。広告を媒体ごとに独立して出稿しているクライアントにとっては、一度全媒体の出稿状況や内容を洗い出し、連携できるものはないか、再考することをお勧めする。

クリエイティブ戦略や、CPA に対するポートフォリオを広告全体で組みながら、最適な広告露出プランを作り出すことができる。クロスメディアでの出稿も取り組み次第で有効な獲得戦略となり得るはずである。

(執筆者:株式会社ネットマーケティング 岡村 誠一)


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