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「戦略的 WebPR」の実践メソッド(2)〜ネットを活用した戦略 PR のしかけ方〜前回は、「気づく」ステップの施策、アンケートリリースについて説明した。今回も同様に、「気づく」ステップにおける、他施策について説明しよう。
「気づく」とは、市場の需要喚起や生活スタイルの啓蒙を図ることである。そのために世論による「自分ごと化」(自身との関連性を高めるための取り組み)の促進が必要だと、前回のコラムで説明した。今回は、「自分ごと化」を促進するひとつの手法として「メディア向け企画提案」について説明したい。 はじめに、ひとつのケースを説明しよう。 「朝カレーは脳を活性、ビジネスマンの朝食に最適」という記事が、仮に Yahoo! ニュースに載っているのを見たら、あなたはどう思うだろうか。「確かに、毎朝目覚めが悪く、午前中は仕事がはかどらないなあ」と共感するかもしれない。 次に「試しに、朝カレーにチャレンジしようかな」と考えるかもしれない。では「朝専用のカレーが発売」という記事を見た場合はどうだろうか。朝にカレーを食べるというライフスタイルが無い人にとっては、あまり関心の高くないニュースとなるであろう。 このように、消費者にあるテーマについての問題意識を自覚させるためには、単体商品に関するニュース記事では不十分である。新しいライフスタイルや新しい流行を伝えるような特集記事こそが、その役割を果たすことができるのだ。 このような特集記事を提案する場合は、メディアがニュースにしたくなる要素が含まれていることが重要である。その要素をビルコムでは「ニュース7つの要素」と定義しており、この7つの要素を「メディア向け企画提案」に含める必要がある。 1.新規要素 これから始まる新しいサービス、製品、ビジネスモデルなど。新発売、新会社設立、新キャンペーン開始など。また「国内初」など、これまでに無い初めての取り組みもニュース性が高くなる。 2.季節要素 梅雨や夏休みなど季節性がある情報。例えば、単なる Blog サイトを立ち上げてもニュース性は薄いが、夏休みをテーマとした Blog サイトはニュース性が高くなる。 3.時流要素 世界不況、天災など時事性が強い要素を含んだ情報。大きな政治問題や国際情勢だけではなく、たまごかけごはんブームなど一般消費者の話題に挙がるものも時流要素に含まれる。 4.実利要素 情報の受け手にとって実利性が高い情報。例えば、価格の値下げやキャンペーン情報がこれに該当する。 5.技術要素 これまで不可能だったことが可能になる技術にはニュース性が高い。Web ニュースメディアの場合は、インターネット関連の最新テクノロジーを絡めたサービスはニュース性が高くなる。 6.大成要素 現時点では小規模だが、将来大成するようなサービス、商品などはニュース性が高い。例えば、環境関連のビジネスなどは大成要素が含まれているため、報道機会が多い。 7.実績要素 すでに始まっているサービスや製品でも会員数、売上などの成功実績などは、ニュース性が高い。映画の興行成績や、企業の決算情報などが該当する。 先ほど紹介した「朝カレーは脳を活性、ビジネスマンの朝食に最適」のケースでは、「午前中は仕事がはかどらない」というビジネスマンのベネフィットを提示しているため、実利要素が含まれていたと考えられる。 次回は、この7つの要素を活用して、我々が作成したメディア向け企画提案書を紹介しよう。 記事提供:ビルコム株式会社
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