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2009年7月21日 11:40
スパムの主な発信元は米国?スパムはどこから発信されているのだろうか? Microsoft のメールサービス『Hotmail』担当チームとオンライン セキュリティ会社 Sophos が公開した最新データによれば、正解は米国ということになるらしい。
この結論は、『Project Honey Pot』のデータでも裏付けられている。このプロジェクトは、スパム対策会社 Unspam Technologies によって運営されており、Eメールアドレスを収集しているスパマーらを特定し、そうした行為を阻止しようとさまざまな取り組みを行なっている。同プロジェクトには、本稿執筆時点で4107万3248のスパムトラップが組み込まれているが、その数は常に増加しつつある。 Sophos によれば、2009年4月から6月までの間に同社が世界中で捕らえたスパムのうち、15.6%が米国から発信されたものだという。Microsoft のプログラム マネージャを務めるスパム対策研究者 Terry Zink 氏は、16日に掲載した Blog 記事の中で、Hotmail が受信したスパムのうち、米国を発信元としたものが30.95%にのぼったと述べている。 Sophos のセキュリティ アナリスト Graham Cluley 氏にとって、これらの数字は、スパムを国家的なセキュリティの問題として見るべきだということを示すものだ。 同氏は、「米国民よ! スパムの手先になるな! 自分のコンピュータをクリーンアップせよ!」(America! Stop helping spam spread and clean up your computers!) と題する20日付の Blog 投稿で次のように述べている。「当局者らは、攻撃を仕掛けてくるサイバーテロリストやならず者国家の脅威に対して非常に大きな関心を寄せている。しかし、実際には、あなたの義理の妹の Sandra だって、パソコンを適切に保護していなかったために、気づかぬままにスパマーたちの手先になっていることもあり得るのだ」 また、同氏は次のようにも警告している。「そして当然だが、こうしたセキュリティ侵害を受けたパソコンから発信されるのはスパムだけではない。これらのパソコンは、マルウェアの拡散、ID 情報の窃盗、分散型サービス不能化攻撃 (DDoS) の実行にも悪用される。こうした行為はすべて、コンピュータの所有者が知らないままに行なわれる。所有者は、自分のコンピュータが感染していることにすら気付かない」 しかし、すべての人々が Sophos や Microsoft の導き出した結論を支持しているわけではない。前述の Project Honey Pot が公表している過去30日間の世界のスパム発信元ランキングによれば、米国は第9位にすぎない。 Project Honey Pot は、4100万を超えるというスパムトラップのデータに基づき、発信元の第1位はブラジルでスパム全体の15.4%を占めており、第2位はスパムの7.4%を発信しているインドだとしている。 また、Project Honey Pot の累計スパム サーバー ランキングによれば、米国は第3位で、全体に占める割合は8%だった。なお、第1位は中国 (11.5%)、第2位はブラジル (8.6%) だった。 ただし、Blog のコメント欄に本文の内容と関係ない広告などを大量に投稿するコメントスパムでは、順位が異なる。同プロジェクトによる過去30日間のコメントスパム ランキングでは、米国が25.5%という圧倒的な割合で首位となっている。 関連記事 関連テーマ
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