japan.internet.com
マーケティング2009年7月31日 11:50
文字サイズ文字サイズ小文字サイズ中文字サイズ大

MS の Ballmer 氏、Yahoo! との提携について語る

この記事のURLhttp://japan.internet.com/wmnews/20090731/12.html
著者:Stuart J. Johnston
海外internet.com発の記事
検索で Yahoo! と提携するという画期的な発表から一夜明けた30日、Microsoft の CEO (最高経営責任者)、Steve Ballmer 氏は同社の本社に集まった財務アナリストに今回の提携について説明し、「その本質を誰も理解していない」と語った。

そこで、同氏が詳しい説明を行うことになったというわけだ。

Ballmer 氏は、Microsoft が毎年開いているアナリスト向け会合『Microsoft Financial Analyst Meeting 2009』の冒頭で発言し、29日に発表された提携について、投資家に対し「私から十分な説明をし、その狙いについて自分の言葉で語りたい」と述べた。

Ballmer 氏は、「規模は製品改善のためのツールになる。問題となっているのはカネではない」と語り、「(規模とは) 製品改善のツールなのだ」と強調した。

両社は29日、今後10年間にわたり検索と広告販売で提携すると発表したが、Microsoft から Yahoo! への前払金の支払いが合意内容に含まれていなかったことから投資家の失望を招き、Yahoo! の株価は提携発表後12%と急落した。

Ballmer 氏は、29日の発表を受けたこの反応についてコメントする中で「市場関係者がバブルに踊らされたことがあるのは知っている」と述べ、今回の提携について自身の見解を示した。

「これは互いにメリットをもたらす提携だ (中略)。というのも、Yahoo! と Microsoft が組むことで、検索市場において選択肢の幅を広げ、価値を高め、さらなる革新をもたらすことができるからだ」と Ballmer 氏は述べ、「(提携が発表された) 29日には、いかなる売却や買収も行なわれなかった。だがこれは、それ自体が経済的価値をもたらす提携なのだ」と語った。

Ballmer 氏によれば「当社の検索サービスにおける売上原価は下がるはず」で、Microsoft が Yahoo! との広告売上共有によって得る「12%のうち1-2%はわれわれの利益になる可能性がある」という。Microsoft の検索市場におけるシェアは比較的低いが、「これにより市場における流動性が増すだろう」との見通しを同氏は示している。

「Yahoo! は現在の広告収入のうち88%のみを得ることになるが、この88%に対して売上原価を負担する必要はなくなる。研究開発費や設備投資費も払わなくていい」と、Ballmer 氏はアナリストに向かって語りかけた。「Yahoo! は検索事業を売り渡したといえるだろうか? 答えはノーだ」

同氏はさらに「今回の提携は大きな価値を生み出すが、買収や売却は行われていない」と述べ、「規制当局の承認が得られるならば、互いの独立を保ったままでこれだけのことができる」と提携のプラス面を強調した。そして「収入と売上原価に関わるため、Microsoft 側の財務におけるメリットは後々に表れる。一方、Yahoo! 側のメリットは、営業経費の削減という形で即座に表れる」と説明した。
japan.internet.comのウエブサイトの内容は全て、国際法、日本国内法の定める著作権法並びに商標法の規定によって保護されており、その知的財産権、著作権、商標の所有者はインターネットコム株式会社、インターネットコム株式会社の関連会社または第三者にあたる権利者となっています。
本サイトの全てのコンテンツ、テキスト、グラフィック、写真、表、グラフ、音声、動画などに関して、その一部または全部を、japan.internet.comの許諾なしに、変更、複製、再出版、アップロード、掲示、転送、配布、さらには、社内LAN、メーリングリストなどにおいて共有することはできません。
ただし、コンテンツの著作権又は所有権情報を変更あるいは削除せず、利用者自身の個人的かつ非商業的な利用目的に限ってのみ、本サイトのコンテンツをプリント、ダウンロードすることは認められています。

Copyright 2012 internet.com K.K. (Japan) All Rights Reserved.