![]() ![]() ![]() ![]() 2012年のモバイルヘルスケア市場規模は1,600億円と予想――シード・プランニング調べこの記事のURLhttp://japan.internet.com/wmnews/20090805/1.html
著者:japan.internet.com 編集部
国内internet.com発の記事
株式会社シード・プランニングは2009年8月4日、今年の4月〜7月に実施した「モバイルヘルスケアサービスに関する調査」の結果を発表した。なお、モバイルヘルスケアサービスとは「携帯電話を出入り口として、健康に関する情報を送受信するサービス」を指す。
総務省の「2008年度情報通信白書」によると、2007年のモバイルコンテンツ市場は、4,233億円。一方、総務省 情報通信審議会 携帯電話等周波数有効利用方策委員会が試算した2007年度の「健康・医療・安全分野」のトラフィックが約2%であることや、ヒアリング結果にもとづく各社の有料会員数から、2007年度のモバイルヘルスケアサービス市場は約80億円と推計される。 これまでのモバイルヘルスケアサービス市場は、ほぼキャリア課金型サイトのみで構成されていたが、特定健診・特定保健指導などの社会的要因やドコモをはじめとする各キャリアが健康サービス事業者・保健指導機関などの法人向けにヘルスケアプラットフォームを提供することで、今後はソリューション型モデルのビジネスが大きく成長すると考えられる。 また、携帯電話の高性能化やブラウザの進化にともない、利用者がストレスなく一般サイトを閲覧する環境も整う。さらに、各キャリアのパケット定額加入者が増加傾向にあり、加入者は大容量のモバイルインターネットサービスを利用しやすくなることから、従来のキャリア課金システムに頼らない、広告モデルの無料ヘルスケア情報サイト(=一般サイト型モデル)などが登場する。 このように、今後は、ソリューション型モデル、一般サイト型モデルが大幅に拡大し、各市場が成長すると想定される。現在、キャリア課金型で展開するコンテンツホルダーも、利用者の需要に応じて、法人向けや消費者向けのサイトを用意し、異なるヘルスケアサービスを提供する事例も出てくるであろう。 2008年〜2012年のモバイルコンテンツ市場は、2007年までのモバイルコンテンツ市場の数値推移と、各社のヒアリング結果に基づき2012年には1兆500億円程度に成長すると見られる。 このうち、モバイルヘルスケアサービス市場は、 ・各キャリアのヘルスケアサービス向けプラットフォームの普及 ・パケット定額加入者の増加 ・2010年から登場する3.9世代移動通信システムの普及 ・上記により新市場が創出されること ・総務省 情報通信審議会 携帯電話等周波数有効利用方策委員会の試算では2012年には「健康・医療・安全」の分野のトラフィックが15%を占めると予測 などから、モバイルコンテンツ市場の15%程度、約1,600億円が「健康・医療・安全」分野のサービスになると想定される。 現在のモバイルヘルスケアサービスは、体重や体脂肪などのいわゆる「健康情報」に限定したサービスが多い。健康情報は取り扱うが医療情報については一定のラインを引き、それ以上は取り扱わないように規定している企業もある。これは、医療情報が原則医療機関において管理・運用されている点、そして利用者にトラブルが生じた場合の責任の所在が不明瞭である点などが上げられる。 しかし、携帯電話で取得したデータを診療時に医師などの医療従事者に開示することで、より質の高い医療が受けられるメリットも存在する。同調査のヒアリング結果でも、医療分野のサービスを視野に入れつつ展開する事業者が見られた。よって将来は、携帯電話に取りためた個人の健康情報「PHR」と、国が進める大規模健康医療情報カルテ「EHR」とが連携するサービスなども生まれる可能性がある。
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