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iPod の独り勝ちからウォークマンとの“2強時代”へ――カカクコムが報告カカクコムは2009年9月16日、購買支援サイト「価格.com」に蓄積される、アクセスデータや価格情報などを集計・分析した、レポートサイト「Trend News」にて、「MP3 プレーヤー」についてのユーザー動向やトレンドを報告した。
■「iPod」のシェアに追いついてきた「ウォークマン」の人気 図1は、「価格.com」の「MP3 プレーヤー」カテゴリにおける両者の PV 総数の推移を示したもの。 これを見ればわかるとおり、ここ1年の間にアップルの iPod(iPhone を除く)の PV 数はほとんど変わっていないのに対し、ソニーのウォークマンの PV 数はじわじわと上がっており、直近の2009年8月現在では、両者の差はほとんどなくなっている。 なお、iPod に関しては、2008年9月の段階で急激に PV が上がり、その後徐々に下落傾向にあるが、これは9月の時点で新製品が発表され一気に注目を集めたものの、その後次第に注目度が下がっていったことを意味している。これに比べて、ウォークマンのほうは多少のアップダウンはあるものの、おおむね上昇トレンドであり、シリーズの人気を裏付ける結果となっている。 ■音質重視のユーザーを中心に人気を集める「ウォークマン」 「iPod」と「ウォークマン」の人気差が縮まっている理由として考えられるのが、ウォークマンシリーズのラインアップの多さであろう。iPod は、基本的に上位モデルの「touch」、大容量モデルの「Classic」、普及モデルの「nano」、コンパクトモデルの「shuffle」の4ラインアップの展開となっている。 これに対して、ソニーのウォークマンは、現行ラインアップだけでも、フラッグシップの「X」や「A」から、普及モデルの「S」や「E」、さらにヘッドホン一体型の「W」まで、5シリーズの製品ラインアップで展開しており、その中にもさらにメモリー容量によって多くのモデルが存在するといった具合だ。 カラーリングも非常に豊富で、アクセサリー感覚で身につけられるものが多く、特に女性を中心に、従来はファッション性の高さで人気だった iPod の株を奪う勢いで人気を得てきている。 もう1つの理由としてあげられるのが、音質の良さだ。iPod はファッション性の高さや、操作性の斬新さから、これまで携帯オーディオプレーヤーを使わなかったような層にもユーザーを広げた製品として評価されているが、音質面だけは従来より評価が低かった。特に、コストダウンの表れがもっとも大きい「付属ヘッドホン」については、iPod の評価は著しく低く、そのためにサードパーティー製のヘッドホンが飛ぶように売れたほどである。 一方のソニー「ウォークマン」であるが、iPod との明確な差別化ポイントとして全モデルで音質の強化をうたっている。このあたりは AV 専業メーカーであるソニーのこだわりとも言うべきポイントだが、「価格.com」のクチコミ評価でも、店頭などでその音質を確認して、iPod と比較したうえで購入にいたるケースが非常に多い。 特に、音にこだわる男性ユーザー向けのハイエンドモデル「X」や「A」シリーズは、音質に関する評価が非常に高く、付属するヘッドホンの品質はもとより、デジタルからアナログへと最終的に音声信号を変換する D/A コンバーターの品質や、自分好みの音質へと調整できるグライコ機能など、すべての店で、ライバルとなる iPod を凌駕する性能を持っているのだ。 ■「iPod」と「ウォークマン」の人気は長期的には拮抗する 以上のように、長らく携帯オーディオプレーヤーの主役であったアップルの「iPod」に追いつくほどの勢いで、ソニーの「ウォークマン」シリーズが人気を伸ばしてきている。両者の人気の差は、過去にないほど縮まってきているが、9月に発表された iPod の新モデルが当面は話題をさらい、短期的に見れば、両者の差はまた広がっていくことだろう。 しかし、長期的に見た場合は、ソニーのウォークマンシリーズの人気は今後もじわじわと高まっていくことが予想される。その理由としては、iPod 勢の中で iPhone へのユーザーシフトが見られることや、ウォークマン勢の製品ラインアップの豊富さと、音質の高さなどによるものである。長期的には、iPod とウォークマンの人気はほぼ拮抗するくらいまでいたるかもしれない。 関連記事 最新トップニュース
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