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2009年10月1日 16:10
新型インフルで変わる空気清浄機市場――カカクコムが報告カカクコムは2009年9月16日、購買支援サイト「価格.com」に蓄積される、アクセスデータや価格情報などを集計・分析した、レポートサイト「Trend News」にて、「空気清浄機」についてのユーザー動向やトレンドを報告した。
今年2009年は、空気清浄機が例年にない盛り上がりを見せている。その理由は、今年になって世界的に猛威をふるっている新型インフルエンザだ。 図1は、「価格.com」の空気清浄機カテゴリのアクセス推移を示したものである。2009年は例年以上に1〜2月のアクセスが増加しているが、これはスギ花粉対策というよりも、従来型のインフルエンザ対策としての人気である。今年2009年の初冬は、従来型のインフルエンザも猛威をふるっており、その対策方法として、空気清浄機が注目を集めたのだ。 その後、一般的なスギ花粉対策の需要と合わせて、2〜3月にかけ盛り上がったが、花粉の飛散が終わった4月以降も、新型インフルエンザの影響のためにアクセス数がそれほど落ちずに推移したのが2009年の1つの特徴である。 その後夏期に入りしばらくは、国内における新型インフルエンザの発生がなかったこともあり、アクセス数もやや下降したが、8月の後半よりふたたび、国内での新型インフルエンザの感染が確認されると、急激に注目を集め始め、9月の時点では、前月比260%以上の高い伸びを示している。 今後もこの高い注目度はさらに続くと見られており、インフルエンザの本格的流行期となる冬季、そして例年通り、スギ花粉が飛散し始める1〜2月にかけて、空気清浄機カテゴリへのアクセス数は増加の一途をたどると思われる。 図2は、空気清浄機カテゴリにおけるアクセス数のメーカーごとのシェアを示したものだ。これを見ると、今年空気清浄機カテゴリのアクセス増を牽引しているのはシャープほぼ1社であることがわかる。 シャープは、ここ数年、「プラズマクラスター」という、一種のイオン放出によって、空気中の細菌やウイルスなどを不活性化させる技術を製品に搭載してきている。その動きが活発化したのは昨年2008年のことで、昨年の秋ごろから、シャープのシェアが急上昇していることからも、この技術に対する消費者の関心の高さがうかがい知れる。 しかも、シャープは今年、一般の空気清浄機のほかに、「プラズマクラスターイオン発生機」という名称の製品を発売し始め、これがまた大ヒットの様相を見せている。このことからも、消費者の目的は、一般的な、空気を吸い込んでフィルターで濾すという空気清浄機ではなく、プラズマクラスターによるインフルエンザなどのウイルス除去であることがわかる。 このプラズマクラスターイオン発生機と、プラズマクラスター搭載の空気清浄機だけが、今や大人気の状態となっており、一般消費者が空気清浄機に求める機能も、もはや、花粉対策からウイルス除去へと大きくシフトしていることがわかる結果だ。 しかし実際に、ウイルス対策機能と呼ばれているものがどの程度新型インフルエンザなどに対して効果があるのかはほとんどの人が実感を持たないまま使用している状況であろう。プラズマクラスターなどの機能を搭載する空気清浄機は、搭載しない製品に比べて、価格も1万円ほど高くなるが、それでもこれだけ注目を集めているというのは、非常に興味深い。 欧米などに比べ、インフルエンザに対して過剰とも言われる反応を示す日本であるが、その一端が、この空気清浄機の注目度からも見て取れる結果といえるだろう。 関連記事
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