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2009年10月26日 09:00
「拡張現実」でモバイル広告が急成長の可能性拡張現実 (AR) とは、現実環境のリアルタイム表示にコンピュータ グラフィックスを重ねる技術のことだ。すでにスマートフォン向けアプリケーションにおける次の大きなトレンドとして注目を集めているが、最新の調査報告によると、この AR は今後、モバイル広告の売上にも非常に大きな影響を与える可能性があるという。
今年のスマートフォンの新機種が登場するまで、AR の用途は主に産業オートメーション、テーマパーク、軍事、学術などの分野に限られていた。 しかし、それも過去の話になろうとしている。スマートフォンが新たな AR のマス市場を切り拓いたからだ。現在のスマートフォンには、ビデオカメラ、高速プロセッサ、GPS、コンパス、加速度計など、AR を携帯端末で利用するのに必要なツールがすべて揃っている。 調査会社 ABI Research のアナリスト Joe Madden 氏は、声明の中で次のように述べている。「急激な成長により、拡張現実のエコシステムは変化するだろう。既存の技術提供業者はそれに対応しなければならない。現在のカスタマイズされ、企業間の直接取引によって成り立っている AR のサプライチェーンは、今後も軍事、自動車、エンターテインメント向け用途において成長を続けるだろう。しかしこれからは、携帯端末用アプリケーションの売上や広告収入といったマス市場の勢いが、従来事業を凌駕することになる」 Madden 氏が手がけた ABI Research の調査報告によると、AR 分野では最近、Apple の『iPhone』や『Android』搭載端末用の個人向けナビゲーション アプリケーションが登場しているが、その一方で、同分野はモバイル広告の魅力的なプラットフォームとしても成熟が見込めるという。 「携帯端末向けプラットフォームは拡張現実のエコシステムを変えるだろう。それに伴い、拡張現実に関する売上は2008年の約600万ドルから、2014年には3億5000万ドル余りまで成長すると予想される」と調査報告は記している。 調査報告では特に広告に利用できる機能として、AR アプリケーションで表示される現実の物体や場所にデータを「タグ付け」できる機能を挙げている。
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