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やさしいサイトをつくりましょう〜Web アクセシビリティの最新事情〜ユーザビリティとよく比較されるのがアクセシビリティです。
ユーザビリティが“使いやすさ”を対象とするのに対し、アクセシビリティは“可能か否か”を扱うため、両者は異なる考え方ですが、実装にあたっては共通となる部分も多く、互いに切り離せない関係とも言えます。今回は、そのアクセシビリティについてを扱います。 ■アクセシビリティをおさらい アクセシビリティは、知覚・操作・理解が可能であるかが評価基準になるため、Web サイトのコンテンツ(文章や画像、音声)からユーザインターフェース、ナビゲーションまで多岐に渡る項目が対象となります。 例えば、アクセシビリティの具体的なチェック項目として、以下のような項目があげられますが、この中には、身体的にハンデのあるユーザーが Web サイトを使用するような、一定の条件下で必須とされる項目もあれば、ごく一般的なユーザが普通に Web サイトを使う上でも必要なものまであるといった具合で、それゆえユーザビリティと共通の対応領域が存在します。 アクセシビリティのチェック項目例 ・画像に Alt 属性が設定されているか ・文字と背景のコントラストが十分か ・キーボードだけですべての操作ができるか ・見出しを用いてコンテンツを体系化しているか ・各ページには固有で適切なタイトルがつけられているか ■アクセシビリティ JIS アクセシビリティは、JIS 規格に制定されたことによって一気に広まったという経緯があります。 この規格はアクセシビリティ JIS と呼ばれ、正式な規格番号「JIS X 8341-3:2004」の通り、2004年に作り上げられたもので、以降、日本の自治体・官公庁などのサイトはこれを基準にして制作されるようになりました。(ちなみに規格番号の8341は「やさしい」という語呂合わせになっていたりします) このアクセシビリティ JIS ですが、2004年当時からは Web を取り巻く環境も変化したことで、最新の事情にあわせた改訂版の作成が進んでおり、近いうちに新しいアクセシビリティ JIS 規格が正式に発表される予定となっています。 改訂の原案によると、項目が細分化されると共に、A、AA、AAA という3つの達成等級が定められ、どの等級レベルで対応するかなどを運営側がアクセシビリティポリシーとしてまとめた上で運用に取り組めるようになります。 また、特定の技術のみを対象とした内容・表現も改められ、例えば Flash や PDF、ajax などの技術は、従来はそれらを使うだけでアクセシビリティが低いと解釈されがちでしたが、その点の解消が図られています。 新しいアクセシビリティ JIS は、これまでに比べて基準や達成レベルが明確となり、一般的な企業においても取り組みやすいものとなっています。ユーザビリティの改善に加え、アクセシビリティへの配慮も積極的に進めることで双方の効果を最大化し、CV アップを目指しましょう。 (執筆:ブルー・バンブー株式会社 代表取締役 笠井 登志男) 記事提供:ブルー・バンブー株式会社
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