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データで見るユーザビリティ〜 Web リニューアルとユーザビリティの関係〜今回は企業の Web 担当者が、Web サイトの運用やユーザビリティをどのように捉えられているか、その実態に関して、昨年弊社で行ったリサーチ結果をもとに明らかにしていきたいと思います。
■コンバージョン向上施策の重要性は認識するも実態が伴わず 調査は、関東1都3県の中・大規模企業に勤務する20〜59歳の Web 担当者を対象に行いました(調査期間:2008年9月1日〜9月9日)。 以前も取り上げましたが、コンバージョンを高めるためには、訪問者数を増やすか、コンバージョン率を上げるか、どちらか(あるいは両方)の数値的な成果が求められます。 アンケート結果を見ると、訪問者数を増やすための施策(「アクセス数向上・集客のための施策」)が60.6%、コンバージョン率を上げるためのユーザビリティ施策(「デザインや使い勝手(ユーザビリティ・アクセシビリティ)の向上」)が57.3%と、共に半数以上の票を獲得しての1位・2位という順位になっています。このことから、既に担当者の間では、両方の軸が重要であることは理解されていることが見受けられます。 また、この調査では、約7割もの Web 担当者が Web 業務に携わることになってから3年未満という比較的短い期間であること、業務のうち、主に Web ページやコンテンツの作成に時間をとられていることも明らかになっており、現実としては、コンバージョンを高めるような上記施策までは手が回っていない状態であろうことも想像されます。 ■リニューアルとユーザビリティの関係 ユーザビリティ改善によるコンバージョンアップは、日常的な改善の他に、リニューアルを契機として一気に行うことも珍しくありません。実際、ユーザビリティの改善には、ナビゲーションやサイト構成の見直し、サイト内導線の改善など、サイト全体に修正範囲が及ぶことも多く、また、サイトの見栄えを変更することもあるため、サイトの全面的なリニューアルとあわせて行うのが効果的と言えます。そこで同アンケートでは Web サイトのリニューアル周期に関する質問も行いました。 「新製品の発表や事業戦略の遂行にあわせて」が第1位となっているのは当然として、次点が「デザインや情報・技術が古くなったと判断した時点」となっているのは Web サイトの特徴が反映された結果と言えるでしょう。 たとえば、3秒ルールなど、ほとんどのユーザがナローバンド回線だった頃のユーザビリティと現在のユーザビリティは大きく異なっていますし、前回のコラムではアクセシビリティを巡る状況の変化にも触れました。そのような変化を Web サイトに取り込むことはコンバージョンアップにつながるため、Web 技術のトレンドや他社サイトの動向を見極めながらリニューアルのタイミングを計ることはたいへん重要です。 ■計画的な改善計画 弊社で Web サイトのリニューアルを請け負う場合も、ユーザビリティの改善によるコンバージョンアップをリニューアルの目的に掲げる例は多くあります。そろそろ来年度の計画が…という声も聞かれる時期ですが、リニューアルなども交えながら更なるユーザビリティの向上を図っていただければと思います。 (執筆:ブルー・バンブー株式会社 代表取締役 笠井 登志男) 記事提供:ブルー・バンブー株式会社
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