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2009年12月17日 17:00
25歳以下「会社の将来不安」、41歳以上は経営方針も影響大―IT 転職者の転職理由リクルートエージェントが行った「過去2年以内に転職活動をした正社員に対するアンケート」によると、IT・インターネット業界出身者の転職活動を始めた理由は、年齢により違った傾向が見られるようだ。
調査手法はインターネット調査、対象は専門卒以上の正社員、転職活動時の在籍企業業界が IT・インターネット業界で過去2年以内に転職活動を行った人。回答数は1,234名となっている。調査期間は、2009年11月20日〜25日。 質問は「転職活動を始めた理由」をたずねるもので、複数回答と単数回答(主な理由)でそれぞれ答えてもらった。 まず全体の結果を見よう。単数回答で最も回答を集めたのは「年収を上げたかったから」で20%。それに次いだのは「会社の将来不安(業績悪化、株価低迷など)の為」で16%であった。3位は「社内でのキャリアパスに不安を感じたから」および「精神的なゆとりが欲しかったから」が8%で並んだ。 複数回答でも上位4つに大きな変動はなく、それぞれ「年収を上げたかったから」40%、「会社の将来不安(業績悪化、株価低迷など)の為」37%、「社内でのキャリアパスに不安を感じたから」27%、「精神的なゆとりが欲しかったから」25%となっている。 それでは年齢別に見てみよう。 まず25歳以下(60人)だが、単数回答で最も回答を集めたのは「会社の将来不安」で20%と5人に1人の割合となっている。若いうちから不安を感じている回答者が多いのは、不況の影響だろうか。次いで「精神的なゆとりが欲しかった」が13%と2位につけ、若者の不安な心境がうかがえる。 一方、全体では1位の「年収を上げたかったから」は8%であり、年収に対しては若者はどちらかというと謙虚なようだ。複数回答でも30%と、他の年齢層に比べて低い数字となっている。そのほか、「職種を変えたかったから」が13%、「業種を変えたかったから」が5%と他の年齢層に比べて多くの回答を集めた。 26〜30歳(278人)と31〜35歳(278人)、36〜40歳(262人)は、ほぼ同様の結果となっているが、単数回答で36〜40歳が「会社の将来不安」が25歳以下と同様に19%と高いほか、26〜30歳は複数回答で「職種を変えたかったから」23%、「業種を変えたかったから」15%が高い値となっている。若いほどに、職種・業種を変えたいという意志が働いているようだ。 なお、26〜40歳で最も回答が多いのは、全体の結果と同じく「年収を上げたかったから」で、単数回答で18〜21%、複数回答で40〜46%となっている。 最後に41歳以上の集計を見よう。単数回答では「年収を上げたかったから」20%、「会社の将来不安」15%が1位2位となっているが、複数回答では逆転し、「会社の将来不安」35%、「年収を上げたかったから」33%となっている。 また他の年齢層と大きく異なるのは、単数回答で「会社の倒産・解雇などやむを得ない事情の為」が10%、「会社の経営方針が合わないから」9%と、会社の経営にかかわる理由が多くなっている点だ。 「時間的なゆとりが欲しかったから」も8%で他の年齢層より高く、引退を考えはじめる年齢ならではの結果が現れている。 IT 系の仕事では、めまぐるしく入れ替わる新技術に関する情報を常に追いかけなければならない。「精神的なゆとりが欲しかった」と考える若者や、「時間的なゆとりが欲しかったから」と考えるベテランは、IT 業界に疲れているようだが、積極的により高い年収を追い求める現役世代の26〜40歳には、まだまだ IT 業界を引っ張っていくバイタリティが見て取れる調査であった。 関連記事 関連テーマ
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