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「日本人だけが知っているガラパゴス」という事実にヒントがあるかも知れない―D2C 藤田氏、「ad:tech san francisco」参戦記(3/3)● 「脱ガラパゴス」の鍵は、なぜ日本人だけが「ガラパゴス」を知っているのかにある?
先にも述べたとおり、独自進化を遂げた日本の携帯電話が“ガラパゴス”と揶揄されるという逸話も、藤田氏のセッションの中からカットされた。そのような島のことをほとんどの米国人は知らないし、日本市場の悩みなど誰も聞きたくないのだという。 その時、藤田氏は、「“ガラパゴス”という一言で現状を片付けていることは問題だが、日本人のほとんどがガラパゴスのことを知っている事実にマーケターとしての好奇心をくすぐられる」と思ったと言う。 とにもかくにも、10年進んでいるということは、それだけの優秀な人材がいるということ。だから、彼らが海外とダイレクトな交流をもっとすれば、自分たちの価値がわかるし、ビジネスを海外に広げるチャンスが必ずあるという確信が藤田氏にはあった。 そのために、“Japan Session”実現まで、様々な苦労をしてでも諦めなかったのだと藤田氏は明かす。日本人が日本市場をテーマに海外の ad:tech でスピーチするという歴史的な扉を開いてくれた藤田氏に、日本の若者にはぜひ続いていって欲しい。 ● ad:tech の魅力とは ad:tech は他のイベントとは大きく質が異なる。「最新トレンドを知ってビジネスに生かす」という確固たる問題意識を持って参加するべきものだ。 参加費が高いとも言われる ad:tech だが、ad:tech Tokyo の参加費はサンフランシスコと比べれば安く設定されている。しかも、10月の「ad:tech Tokyo 2010」は基調講演が無料で開放される。 支払った分を取り返すつもりで参加すれば、それ以上のものを吸収できるのが ad:tech である。スピーカーにはどんどん質問をして、積極的に「参加」していけば、取り返すどころでない。「著名なスピーカーの時間を自分の課題解決のためにもらえる」と考えるだけでも、質問することにどれだけの価値があるのかわかるだろう。 また、武富氏が常に訴えているように、藤田氏も「多くの人がスピーカーを目指すべき」と促す。スピーカーとして他のスピーカーとセッション内容を構築していく過程の議論や、本番で受講者と議論することが、重要な経験となると、藤田氏は本人の経験から説明する。 さらに、「スピーカーズ・ルームで話されている内容には大きな価値がある」と藤田氏は述べる。その内容に関しては、ぜひ、ad:tech のスピーカーとなり、自分自身で確かめて欲しい。 まずは、ホーム開催となる10月の ad:tech Tokyo に向けてスピーカーエントリーに挑戦したり、もちろん参加者として課題提議や質問をして議論の渦の中に飛び込んでみよう。そうすれば、ad:tech の本当の魅力が見えてくるに違いない。
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