|
ニュース検索
ピックアップ
今週のIT求人情報
|
「Microsoft Office 2010」のマーケティング戦略とは?【パート1】―サイコス青葉氏が訊く(2/2) つまり、過去のOffice シリーズで作成された文書はバーションアップで閲覧・編集できなくなるという事態は許されず、再現性も含めてユーザーのパソコンに眠る膨大な Office ドキュメントは全て新しい Office でも利用できなくてはならない。
しかし、資産を守るだけではバージョンアップをする動機にはならない。そこで、新しい使いやすさや革新的な機能を盛り込み、しかも過去のバーションを利用している5億人のユーザーにも違和感なく受け入れてもらわなくてはならないのだ。 「大きなユーザビリティの変化はユーザーの反発を招き、保守的になると生産性向上を犠牲にしてしまうし、ユーザーの関心を引けない」(横井氏)そのジレンマは相当なものだろう。 そのひとつの事例が前バージョンの Office 2007 で実装された新 UI(ユーザーインターフェイス)の「リボン」だ。メニューバーの大幅な UI 変更にとまどったユーザーもいたそうだが、Office 2010 ではその「リボン」を更に使いやすくし、あまり使われていなかった「Office ボタン」を廃止、「ファイル」メニューをあえて復活させるなど、Office 2003 以前のバージョンのユーザーが直感的に操作できる UI を意識したそうだ。 ● どの環境でも、自分が作ったドキュメントが開けるように 今回、Office 2010 がもたらすイノベーションのひとつは「リッチクライアント版の Office をブラウザやスマートフォンでも動くように」すること。つまり、どのような環境においても Office 文書を自在に扱えるようにすることだ。 そのひとつの答えとして、マイクロソフトは「Office Web Apps」を発表し、機能に違いはあるとはいえ、ドル箱商品である Office 製品の無償化・クラウド化を実現した。「これをやらないとリッチクライアントは生きてこない」(横井氏)。つまり、Web Apps は Office 製品を通じて提供されるエクスペリエンスのひとつにすぎず、PC(リッチクライアント)、クラウド、モバイルが連動して、いつ、どこにいても同じ文書にアクセスできることがこれからの Office 製品を通じた生産性向上になくてはならないものなのだ。 また、モバイルにおいては隠れた大きな変化がある。それは、今回アップデートされた Office Mobile 2010 では、PC版 Office の開発チームが開発を担当するようになった。(従来、Windows Mobile を搭載したスマートフォンで利用できる Office Mobile は Windows Mobile のチームが開発を行っていた) これは、全世界のOffice ユーザーのフィードバックを元に開発を行っている Office チームがそのノウハウを元にブラウザ版・モバイル版それぞれに合せてユーザビリティを最適化することができ、フィードバックも集約できるなどの利点がある。そしてユーザーがよりシームレスに Office 製品を活用できるようになるのだ。 次回は、マイクロソフトのプロダクトマーケティングへの考え方や、デジタルデバイスの発展によるワークスタイルの変化などについてお話を伺う。 関連記事
新着ニュース・コラム ホワイトペーパー
|
注目のトピックス 話題の記事
カラオケ「JOYSOUND」に新機種、ギター演奏やコラボ動画でバンド活動ができるように
目の疲れや肩こり・腰痛、その原因は PC やスマホが発する“ブルーライト”
地図サイト「MapFan」、全キャリアの Android・iPhone に対応
「ピース」サインはギリシャでは侮辱の仕草―トリップアドバイザー「外国でやってはいけないハンドサイン」
Google、iOS 向け検索アプリ「Google Search」刷新
⇒一覧を見る
アクセスランキング
最新コラム一覧
|
||||||||||||||||||||