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マーケティング2010年8月10日 10:00
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Yahoo! JAPAN が採用を発表!改めて Google 検索エンジンのアルゴリズムを検証してみる

この記事のURLhttp://japan.internet.com/wmnews/20100810/2.html
著者:japan.internet.com 編集部
国内internet.com発の記事
ヤフー株式会社は、2010年7月27日に「検索サービスにGoogleの検索エンジンを採用する」と発表しました。発表によると、Yahoo! JAPAN の検索結果では Google の検索エンジンを用いつつもオリジナリティを提供したいとしていますが、一方でこの検索エンジンの切り替えに伴い、Google の検索アルゴリズムが Yahoo! JAPAN の検索結果にも多大の影響を与えることが予想されます。

Yahoo! JAPAN が Google の検索エンジンに移行した後は、Google の検索アルゴリズムを理解することこそ、これからの SEO 対策上、最も重要な要素となるのは言うまでもありません。

本記事では、ディーボが蓄積した膨大なデータを元に「Google の検索アルゴリズム」の特徴を分析・考察し、今後の SEO 対策の重要ポイントを押さえていきたいと思います。

● 検索アルゴリズムとは?

まず、検索アルゴリズムとは一体どのようなものでしょうか?

「検索アルゴリズム」とは、検索順位等を決める一連のルールのことです。この検索アルゴリズムは検索エンジン提供会社が独自に定めているもので、各社によって内容が異なります。また、検索アルゴリズムの詳細な内容については各社ともに公表していません。

Google が評価対象にしていると考えられている検索順位決定要因は200以上あると言われています。よく知られている代表的な検索順位決定要因は、「被リンク数」や「キーワード出現率」といったものが挙げられます。

● 検索アルゴリズム分析

検索アルゴリズムについては、憶測を元にした様々な論評や推測があります。しかし、今まで広範なデータを元に分析されたもの、検索アルゴリズムをリアルタイムで分析したものはありませんでした。

本記事は、 ALGO BUSTER で計測、蓄積した膨大なデータと分析結果を元に分析したものです。 ALGO BUSTER は、業界で唯一、膨大なデータをリアルタイムで分析する検索アルゴリズム分析ツールです。  SEO 上重要な50キーワードをディーボ独自に設定し、その50キーワードの検索順位と順位決定要因(被リンク数、キーワード出現率など32項目)の関連性について分析しています。より正確で詳細な分析を行うため、合計で5,000サイトにものぼる調査サイトから日毎でデータを収集しています。

以下より3つの Google 検索アルゴリズム傾向について解説します。

● Google の検索アルゴリズム傾向(その1):Google は外部要因(被リンク)を重視

Google 検索アルゴリズムが最も重視するのはズバリ、「外部要因(被リンク)」です。ただし、これはキーワード全体を通してのアルゴリズムの傾向のことであり、キーワード毎に競争環境が異なるので、順位決定要因の重要度はキーワードにより大きく異なることを付け加えておきます(詳細は次のトピックで解説)。

以下の図をご覧ください。この図は2010年8月2日現在、 ALGO BUSTER の devo50における、相関係数の高い要因が上から順に並んだグラフです。ALGO BUSTER では相関係数の値を「順位相関度」と呼び、このグラフの名前は「順位相関度グラフ」となります。上にある要因ほど、上位表示されているサイトとの相関が強いことになるのです。

Google と Yahoo! JAPAN の順位相関度グラフ
Google と Yahoo! JAPAN の順位相関度グラフ
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「順位相関度が高い」、とはどのようなことでしょうか? 例えば、Google では最も検索順位と相関のある要因は「被リンクIP数」で、その順位相関度は7.7となっており、ALGO BUSTER 採用要因中で最も高い数値です。このことが SEO 対策上意味するものは、「Google は、被リンク IP 数が多いサイトを評価し、上位表示しているらしい。」ということです。

下の図は Google と Yahoo! JAPAN の順位相関度 TOP3 です。どちらも外部要因(被リンク)系の要因が TOP3 を占めています。Yahoo! JAPAN では「キーワード関連被リンクドメイン数」のみが順位相関度7.2と唯一、7を超えているのに対し、Google は TOP3 全てが7.5を超えており、最も順位相関度が高かった「被リンク IP 数」にいたっては順位相関度が7.7とかなり高いことがわかります。Google では外部要因の影響が特に強いと言えます。

Google と Yahoo! JAPAN の順位相関度 TOP3
Google と Yahoo! JAPAN の順位相関度 TOP3
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● Google の検索アルゴリズム傾向(その2):時間軸では Yahoo! JAPAN ほど大きな変化はない

下の図は Google と Yahoo! JAPAN における2010年8月2日と7月1日の順位相関度を比較したグラフです。順位相関度が0.5以上差があるものに赤い枠を記しています。Google は該当が3つで、Yahoo! JAPAN は14の要因が該当しています。Yahoo! JAPAN については、7月5日に「Yahoo! 検索 アルゴリズム Update」が実施されたことが影響しています。

 
Google、Yahoo! JAPAN における2010年8月2日と7月1日を比較した順位相関度グラフ
Google、Yahoo! JAPAN における2010年8月2日と7月1日を比較した順位相関度グラフ
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Google では毎日のように検索アルゴリズムの更新を実施していると言われていますが、Yahoo! JAPAN のアルゴリズム更新時ほど、Google 検索アルゴリズムに大きな変化がないことがわかります。

● Googleの検索アルゴリズム傾向(その3):キーワードによって違う順位決定要因

Yahoo! JAPAN でも同じような傾向がありますが、Google の検索順位決定要因の重要度というのは、キーワードによって大きく異なります。これは検索アルゴリズムの順位決定要因(重要度や序例)が、キーワード毎に異なる競合環境の中で歪められてしまうからです。

少し話が複雑になってきたので、 Google における、「引越し」と「引越し 料金」というキーワードを例にとって解説します。

Google における「引越し」と「引越し 料金」の順位相関度グラフ
Google における「引越し」と「引越し 料金」の順位相関度グラフ
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「引越し」は、競合が多く上位表示の難易度が高いキーワードです。一方、「引越し 料金」は「引越し」と比べると競合が少なく、難易度が低いキーワードです。

この2つのキーワードにおける検索順位決定要因の重要度について比較してみましょう。図に表示された順位決定要因の中で外部要因(被リンク)に関連するものは半透明の青い色を付けていますが、これを見ると、「引越し」は外部要因が上位に位置しています。一方、「引越し 料金」では外部要因は上位にはかたまっていません。

これは、競合がひしめく「引越し」を含む Web サイトでは、SEO 対策が進んでおり、内部要因での SEO では他社と差別化することができないのではないかと推測できます。その結果として、外部要因が検索順位決定要因として、より重要になってくるわけです。

一方、「引越し 料金」は競争がそれ程激しくなく、競合がそれほど SEO 対策に力を入れていないのでしょう。そのため、外部要因はそれほど上位に固まることなく分散しています。おそらく、外部対策をするまでもなく内部対策を実施したのみで検索順位が上位化しているのかもしれません。ALGO BUSTER を見ると、「引越し 料金」の重要な順位決定要因は、「ファイルサイズ」、「発リンク数」、「ユニーク単語数」、「総単語数」などサイト内部の要因に集中しています。

キーワードによって「検索順位決定要因」は大きく異なります。これは、キーワードによって競合環境が著しく異なるからです。キーワード毎に検索順位決定要因を押さえておくと、効率的な SEO 対策が可能となります。

● 2010年8月2日の Google 検索アルゴリズム

次に、2010年8月2日のGoogle検索アルゴリズムの現状について解説いたします。最も特徴的なのは、「Google の検索アルゴリズム傾向(その1)」でも触れましたが、Google では外部要因(被リンク)を重視する傾向にある点です。

GoogleとYahoo! JAPANの順位相関度グラフ
GoogleとYahoo! JAPANの順位相関度グラフ
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上の図は2010年8月2日の Google と Yahoo! JAPAN の順位相関度グラフです。外部要因(被リンク)には青い半透明の色が付いています。 Google も Yahoo! JAPAN も外部要因が上位を占めています。

Yahoo! JAPAN の外部要因の順位相関度は最低4.7から始まり、ほとんどが6以下で、7を超えている要因は一つしかありません。一方、Google の外部要因の順位相関度は最低でも5、ほとんどが6以上で、TOP3 にいたっては7.5以上となっています。いかに Google では外部要因の重要度が高いかがわかります。

外部要因以外では、「インデックス数」という順位決定要因が Yahoo! JAPAN に比べ比較的重要視されているという特徴もあります。

Google では、Yahoo! JAPAN よりも「インデックス数」が多いサイトほど上位表示されていると言えます。「インデックス数が多い」というのは一般的に「ページ数が多い」ということになりますので、Google ではサイトのボリューム(ページ数)が多いサイトほど評価されやすい傾向にあると言えます。

● 常に変動している検索アルゴリズム


Google 検索アルゴリズムの傾向についてまとめましたが、いかがでしたでしょうか。ALGO BUSTER が蓄積したデータから、Google は頻繁に検索アルゴリズムの微調整を実施していることが推測されます。Web担当者は、Google の検索アルゴリズム特性とその変化をよく理解し、今後、より迅速に対応していくことが求められそうです。



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