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2011年6月20日 16:50
Gartner、2011年は PaaS の年になるとの見解を発表米国 IT 市場調査会社 Gartner は2011年6月15日、2011年は業界をリードするすべてのソフトウェアベンダーと大手クラウドベンダーが新しい PaaS 製品をリリースし、PaaS の年になるとの見解を発表した。
2011年、これらの大手ベンダー各社は、新しい PaaS サービスや大幅に拡張した PaaS サービス、またクラウドに対応したアプリケーションインフラストラクチャ製品を市場へ送り出すことが予想される。 PaaS とは、クラウド テクノロジ アーキテクチャにおいて、すべてのアプリケーション インフラストラクチャ サービスを包含するレイヤを指す一般的な表現であり、クラウド環境のソフトウェア スタックのミドル レイヤとして、基盤となっているシステム インフラストラクチャ (OS、ネットワーク、バーチャライゼーション、ストレージなど) とその上のアプリケーション ソフトウェアの中間を取り持つテクノロジー。 Gartner の最上級アナリストでバイス プレジデントの Yefim Natis 氏 は次のように述べている。 「2011年末までに、PaaS および主な PaaS セグメントのリーダーシップをめぐる戦いは、ソフトウェア業界を席巻することになるだろう。専門的な PaaS 製品の PaaS スイートへの統合に向けた動きも目立つようになり、買収や社内開発をベースにした新しいベンダーの市場参入も進む。ユーザーはイノベーションとハイプの波の中で、一貫したメッセージや標準、明確な勝者を見分けることが難しくなる」 完全に包括的な PaaS が提供するテクノロジ サービスには、アプリケーション コンテナ、アプリケーション開発ツール、DBMS (データベース管理システム)、インテグレーション ブローカ、ポータル、ビジネス プロセス管理 (BPM)、その他多くの機能が含まれ、これらのすべてがサービスとして提供される。 Gartner は、大部分の中規模企業・大企業で PaaS の採用が進んでも、今後5年間はクラウド コンピューティングへの大規模な移行につながることはなく、自社運用型アプリケーション インフラストラクチャと PaaS が共存、相互運用、統合されたモデルへと拡張した環境になるであろう、と考えている。 クラウド コンピューティングの時代は始まったばかりであり、その流行の利用パターンも標準も、まだ確立されていない。新しいソフトウェア ベンダーにとって、これはソフトウェア ソリューション市場をリードするプレゼンスを築くチャンスだと言える。 一方で、すでにプレゼンスを確立している既存のソフトウェアベンダーにとっては、現在優勢な自社運用型コンピューティング市場で築き上げてきたプレゼンスを損なうことなく、そのリーダーシップを新たな分野へ広げていかなければならないという意味で、技術面とビジネス面の両方において大きな課題となるだろう。 Gartner は、2015年までにほとんどの大企業が PaaS サービスやテクノロジーを直接または間接的に利用して、基幹業務ソフトウェア機能の一部をクラウドで実行するようになると考えている。これらの企業の大部分の環境は、社内サービスと社外サービスを組み合わせたハイブリッド型になると予想している。 関連キーワード
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