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味の素に聞く、肌のうるおいやダメージに影響を与える「アミノ酸」の役割とは
節電の影響で、いつもより暑く感じた今年の夏。女性たちは肌のケアのためにどのような対策をしていたのだろうか。ネット調査会社のメディアインタラクティブ「アイリサーチ」は、首都圏に住む女性300名を対象に、今年の夏の暑さと汗への対策を調査し、結果を発表した。その結果、多くの女性が汗対策に対して意外な誤解をしていることがわかった。
● 例年より暑く感じた夏。女性のシャワー・洗顔の回数が増加
調査によると、女性たちの86%は夏の肌ケアを意識し、紫外線対策に代表されるような肌ケアを行っている。一方で、地下鉄の構内やスーパーの中などで暑いと感じたかという質問では、「そう思う」(13.3%)、「ややそう思う」(50.7%)合わせて64%が暑いと回答。今年は、いつもは涼しいはずの場所が、例年より暑いと感じられているようだ。そのため、去年より汗をかいたかという質問には「そう思う」(22.7%)、「ややそう思う」(39.7%)を合わせた62.4%が去年よりも汗をかいたと回答している。
汗をかくことで気になることについては、「ニオイ」(45.3%)、「べたつき」(40.0%)、「化粧崩れ」(12.0%)の順となっている。また、今年は汗を拭いたりシャワーを浴びる頻度が増えたかどうかという質問には「増えた」(15.0%)、「やや増えた」(22.7%)を合わせた37.7%が増えたという結果となった。節電の影響で汗をかくことが多く、そのため、汗を拭いたりシャワーを浴びたりする頻度の増えた人が、例年に比べ多くなったようだ。
● こまめな洗顔が肌の天然保湿成分を奪い、肌のダメージに
このような調査結果に対して、味の素株式会社 イノベーション研究所 フロンティア研究所 先端融合研究グループ長の岩崎敬治氏(工学博士)は、「ニオイやベタつきを気にしすぎて、洗いすぎるのが心配だ」と指摘する。
岩崎氏によると、汗にはニオイの元となる成分が含まれているため、肌の雑菌が作用して体臭につながることがあり、女性たちがこの夏そうしたように、汗をかいたら洗い流した方が良い。しかし注意すべき点は、汗を拭きとったりシャワーで洗い流したりする際に、肌のうるおいを保つ重要な天然保湿成分(アミノ酸)も一緒に流れ出てしまうことだという。シャワーを浴びる頻度が増え、神経質に何度も肌を洗うと、かえって肌のダメージにつながってしまい恐れがあるそうだ。
この点に関して調査では、汗を拭きとったり洗い流したりするときに肌の天然保湿成分が流出してしまうことについて、女性の77%が「知らない」あるいは「あまりよく知らない」と回答している。肌からアミノ酸が流れ出ることで肌のダメージに繋がるということは、実は意外と知られていないのだ。
肌のうるおいとアミノ酸の関係について、岩崎氏は次のように解説している。「肌の表面にある角層は1層が約0.001mm の薄い層で、約15層がレンガを積み上げたように肌を守っている。ここにはアミノ酸などの天然保湿成分が含まれ、みずみずしい肌を維持し、同時に刺激物や病原菌などが体内に入ることを防いでいるのだが、顔や身体を洗うときにこの角層のアミノ酸が流れてしまうと、肌はダメージを受けやすくなってしまう」。
肌のアミノ酸が失われるケースは、アレルギーといった体質や湿度など環境が急激に変化した場合、石鹸で皮膚を洗った場合などに見られるという。また、「40度のお湯に10分間つかると角層のアミノ酸が減少する」という研究報告もあるそうだ。入浴後に肌が乾燥したように感じるのは、このようなメカニズムによるものなのだ。
汗を拭いたりシャワーを浴びる頻度が増えた一方で、それにより肌の天然保湿成分が失われているということを知らない女性が多いという実態は、スキンケアの盲点といえるだろう。
● 肌のダメージを食い止めるために、アミノ酸の補給を
では具体的に、夏にダメージを受けた肌をどのようにケアしていけばよいのだろうか。岩崎氏によると「現代は日常生活の多くの場面で、保湿成分のアミノ酸が角層から流出し、肌がダメージを受けやすくなっている。肌のうるおいを保つためには、こまめにケアすることが大切だ」という。
同社の研究によると、肌にアミノ酸水溶液を塗布すると、約15層ある角層の少なくとも5層目までアミノ酸が浸透し、水分量を増加させることが明らかになったという。また、アミノ酸を多く含むクリームを塗ると角層のバリア機能が上昇することも確認されているそうだ。したがって、肌にアミノ酸を含む化粧水や乳液などを塗布し、肌にアミノ酸を補給することが有効と考えられるという。
また、アミノ酸の注目すべき働きは保湿とバリア機能だけではなく、アンチエイジングも期待できるという。加齢や紫外線によって、肌の老化の原因となるコラーゲンなどが損傷・減少することが知られているが、同社の実験ではアミノ酸がコラーゲン量を増やすという結果が出ているそうだ。
「アミノ酸は肌をよりよい状態に保ち、肌が本来持っている力を発揮するための、基礎的な成分と言える。紫外線や汗の処置でダメージを受けた肌を、早めにアミノ酸でケアすることをおすすめしたい」(岩崎氏)。
夏に疲れた肌を放置すれば、「夏枯れ」のち「秋老化」とも言うべき状態になることが予想される。うるおいのある美肌をめざし、日々のスキンケアのなかで「アミノ酸の補給」に注目してみてはいかがだろうか。
● 例年より暑く感じた夏。女性のシャワー・洗顔の回数が増加
調査によると、女性たちの86%は夏の肌ケアを意識し、紫外線対策に代表されるような肌ケアを行っている。一方で、地下鉄の構内やスーパーの中などで暑いと感じたかという質問では、「そう思う」(13.3%)、「ややそう思う」(50.7%)合わせて64%が暑いと回答。今年は、いつもは涼しいはずの場所が、例年より暑いと感じられているようだ。そのため、去年より汗をかいたかという質問には「そう思う」(22.7%)、「ややそう思う」(39.7%)を合わせた62.4%が去年よりも汗をかいたと回答している。
汗をかくことで気になることについては、「ニオイ」(45.3%)、「べたつき」(40.0%)、「化粧崩れ」(12.0%)の順となっている。また、今年は汗を拭いたりシャワーを浴びる頻度が増えたかどうかという質問には「増えた」(15.0%)、「やや増えた」(22.7%)を合わせた37.7%が増えたという結果となった。節電の影響で汗をかくことが多く、そのため、汗を拭いたりシャワーを浴びたりする頻度の増えた人が、例年に比べ多くなったようだ。
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| 今年は汗を拭いたりシャワーを浴びる頻度が増えていますか? |
● こまめな洗顔が肌の天然保湿成分を奪い、肌のダメージに
このような調査結果に対して、味の素株式会社 イノベーション研究所 フロンティア研究所 先端融合研究グループ長の岩崎敬治氏(工学博士)は、「ニオイやベタつきを気にしすぎて、洗いすぎるのが心配だ」と指摘する。
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| 味の素株式会社 イノベーション研究所 フロンティア研究所 先端融合研究グループ長の岩崎敬治氏(工学博士) |
岩崎氏によると、汗にはニオイの元となる成分が含まれているため、肌の雑菌が作用して体臭につながることがあり、女性たちがこの夏そうしたように、汗をかいたら洗い流した方が良い。しかし注意すべき点は、汗を拭きとったりシャワーで洗い流したりする際に、肌のうるおいを保つ重要な天然保湿成分(アミノ酸)も一緒に流れ出てしまうことだという。シャワーを浴びる頻度が増え、神経質に何度も肌を洗うと、かえって肌のダメージにつながってしまい恐れがあるそうだ。
この点に関して調査では、汗を拭きとったり洗い流したりするときに肌の天然保湿成分が流出してしまうことについて、女性の77%が「知らない」あるいは「あまりよく知らない」と回答している。肌からアミノ酸が流れ出ることで肌のダメージに繋がるということは、実は意外と知られていないのだ。
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| 汗を拭きとったり洗い流したりするときに肌の天然保湿成分が失われてしまうことをご存知ですか? |
肌のうるおいとアミノ酸の関係について、岩崎氏は次のように解説している。「肌の表面にある角層は1層が約0.001mm の薄い層で、約15層がレンガを積み上げたように肌を守っている。ここにはアミノ酸などの天然保湿成分が含まれ、みずみずしい肌を維持し、同時に刺激物や病原菌などが体内に入ることを防いでいるのだが、顔や身体を洗うときにこの角層のアミノ酸が流れてしまうと、肌はダメージを受けやすくなってしまう」。
肌のアミノ酸が失われるケースは、アレルギーといった体質や湿度など環境が急激に変化した場合、石鹸で皮膚を洗った場合などに見られるという。また、「40度のお湯に10分間つかると角層のアミノ酸が減少する」という研究報告もあるそうだ。入浴後に肌が乾燥したように感じるのは、このようなメカニズムによるものなのだ。
汗を拭いたりシャワーを浴びる頻度が増えた一方で、それにより肌の天然保湿成分が失われているということを知らない女性が多いという実態は、スキンケアの盲点といえるだろう。
● 肌のダメージを食い止めるために、アミノ酸の補給を
では具体的に、夏にダメージを受けた肌をどのようにケアしていけばよいのだろうか。岩崎氏によると「現代は日常生活の多くの場面で、保湿成分のアミノ酸が角層から流出し、肌がダメージを受けやすくなっている。肌のうるおいを保つためには、こまめにケアすることが大切だ」という。
同社の研究によると、肌にアミノ酸水溶液を塗布すると、約15層ある角層の少なくとも5層目までアミノ酸が浸透し、水分量を増加させることが明らかになったという。また、アミノ酸を多く含むクリームを塗ると角層のバリア機能が上昇することも確認されているそうだ。したがって、肌にアミノ酸を含む化粧水や乳液などを塗布し、肌にアミノ酸を補給することが有効と考えられるという。
また、アミノ酸の注目すべき働きは保湿とバリア機能だけではなく、アンチエイジングも期待できるという。加齢や紫外線によって、肌の老化の原因となるコラーゲンなどが損傷・減少することが知られているが、同社の実験ではアミノ酸がコラーゲン量を増やすという結果が出ているそうだ。
「アミノ酸は肌をよりよい状態に保ち、肌が本来持っている力を発揮するための、基礎的な成分と言える。紫外線や汗の処置でダメージを受けた肌を、早めにアミノ酸でケアすることをおすすめしたい」(岩崎氏)。
夏に疲れた肌を放置すれば、「夏枯れ」のち「秋老化」とも言うべき状態になることが予想される。うるおいのある美肌をめざし、日々のスキンケアのなかで「アミノ酸の補給」に注目してみてはいかがだろうか。
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