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コスパ意識が強いのは「住宅」「クルマ」―コストパフォーマンスに関するネット調査

japan.internet.com 編集部
 
消費者にとっての「コストパフォーマンス」とは何か?商品やサービスの価値を測るキーワードとして既に浸透している感はあるものの、消費者の主観で使われているというのが実情だろう。

マーケティング・リサーチの株式会社アイシェアは、「コストパフォーマンス」という言葉を認知している20〜60代の男女を対象にアンケート調査を実施。合計1,204名(20代:243名、30代:242名、40代:239名、50代:242名、60代:238名)から回答を集め、その結果を公表した。調査期間は2012年6月1日〜6月3日。

■9割以上が、商品やサービスを購入する際にコストパフォーマンスを意識

まず、商品やサービスを購入する際にコストパフォーマンスを意識するか聞いたところ、「強く意識する」(32.6%)と「まあまあ意識する」(61.6%)を合計した「コストパフォーマンス意識層」は94.2%だった。また、「コストパフォーマンス意識層」の約半数が、ここ数年間の間にコストパフォーマンスに対する意識が「とても高くなった」あるいは「どちらかというと高くなった」と回答している。

商品やサービスを購入する際にコストパフォーマンスを意識しますか?
商品やサービスを購入する際にコストパフォーマンスを意識しますか?
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商品・サービス別に、コストパフォーマンスに対する意識度合いを4段階評価(「強く意識する」「まあまあ意識する」「まったく意識しない」「わからない」)で尋ねたところ、「強く意識する」の回答が多かったのは、「住宅(賃貸を除く)」(46.5%)や「自動車」(40.9%)などの高額消費財だった。続いて、パソコン(37.6%)、家電(白物家電:32.8%、黒物家電:32.1%)、携帯電話(25.4%)、旅行(23.8%)、高級レストラン(22.0%)など、比較的高額な商品・サービスが挙がったが、ブランド品(14.6%)、貴金属・宝飾品(15.4%)、趣味用品(14.7%)など、高額商品でもコストパフォーマンスを強く意識しないカテゴリーがあることも分かった。

コストパフォーマンスを意識する商品・サービスとその意識度合いは?
コストパフォーマンスを意識する商品・サービスとその意識度合いは?
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次に、商品・サービス別に、コストパフォーマンスの評価基準について質問したところ、住宅(賃貸を除く)や自動車、パソコンなど多くの商品・サービスで「機能や性能」や「使い勝手のよさ」を重視する傾向が強い結果となった。一方、旅行(国内・海外含む)と高級レストランの最も意識するポイントは「自己満足・モチベーション」だった。

コストパフォーマンスを意識する商品・サービスについて、 コスト以外で重視するポイントは?
コストパフォーマンスを意識する商品・サービスについて、
コスト以外で重視するポイントは?

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■「プチ」商品やサービスはコスパが高い7割、高額消費財に「プチ」化への期待

同調査では、さまざまな商品やサービスに使用される「プチ」に注目。プチ家電やプチ旅、プチバン、プチスイーツ、プチぜいたくグルメなど、「プチ」を冠する商品やサービスは、ユーザーにとって必要な機能やサイズを圧縮する分、手軽な価格で提供する商品やサービスであるとしている。そこで、「プチ」を冠したさまざまな商品やサービスが消費者にどう評価されているのかという実態も調査した。

本調査のパネラーの中で「プチ」がつく商品・サービスの利用者に、「プチ」を冠したものはコストパフォーマンスが高いと思うか評価を聞いたところ、「とてもコストパフォーマンスが高いと思う」(12.4%)と「まあまあコストパフォーマンスが高いと思う」(59.4%)の合計は71.8%となり、「コストパフォーマンスが高いと思わない」(28.2%)を大きく上回った。

次に全パネラーへ、今後の「プチ」商品・サービスの購入・利用意向を聞いたところ、「ぜひ購入・利用してみたいと思う」(5.6%)や「機会があれば利用してみたいと思う」(63.4%)と回答した購入・利用意向者は全体の約7割にのぼった。また、今後「プチ」化を推進してほしい商品・サービスを質問したところ、「高級レストラン」(25.3%)、「パソコン」(21.1%)、「黒物家電」(19.3%)、「自動車」(16.1%)と、コストパフォーマンス意識の高かった高額消費財が上位に並んだ。

今後「プチ」商品・サービスを購入・利用してみたいと思いますか?
今後「プチ」商品・サービスを購入・利用してみたいと思いますか?
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今回の調査結果では、消費者のコストパフォーマンスに対する意識の高さと、より高い対価を求める傾向が伺えた。また、コストパフォーマンス意識が高かった高級消費財ほど、「プチ化」への期待が高まっていることも分かったとしている。

同調査結果では、消費生活アドバイザーの和田由貴氏のコメントを掲載している。和田氏は、「バブル期以降は、ハイスペックを重視したり、身の丈に合わないほどのものが支持されるという傾向にあったが、その後消費者マインドが悪化すると、安かろう悪かろうの品が台頭してくるという対極の方向へ流れた。現在はそれらを踏まえ、質は高品位志向、サイズや価格は生活に相応な『必要十分なもの』を選択するという消費行動に変化している」と分析する。

また、クルマや住宅、家電など、スペックや価格が重視されるものに高コストパフォーマンスを求める消費者が増え、プチバンやコンパクトマンション、プチ食洗機やプチドラムといったプチ家電などの商品が登場し、これらのジャンルにも「プチ化」ブームの波が来ているという。クルマにおいては、ミニバンよりも小さいが、同等の機能を持つコンパクトカーのプチバンが話題で、使い勝手や機能はそのままの高コスパ商品であるとして注目を集めている。今後は、トヨタやホンダなど各メーカーからプチバンを続々と投入する予定との情報もあり、今年ブレイクする兆しを見せているのだという。
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