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当時を知らない若手社員に聞く「NIFTY-Serve」、人気の秘密は「真摯な態度」 (1/3)
ニフティが“パソコン通信”風コミュニケーション サービス「NIFTY-Serve(ニフティサーブ)」を2012年5月24日に1年間限定で開始したところ、人気を集めている。現在の登録ユーザー数は約1万3,000人、特定テーマについて語り合うコーナー「フォーラム」の数は約680個にまで増えた。インターネットコムでもサービス開始に合わせて紹介したところ、多くの方に記事を読んでもらえた。しかも、当記事に対しては好意的なコメントが多いことが印象的だった。
興味を抱いたインターネットコムは、同サービスの企画/開発/運営担当者に取材してみた。2006年でサービス終了となった本物の NIFTY-Serve を知らない彼らだが、「自分たちの思い込みで作ったところで、当時実際に使っていたユーザーは喜ばない」と考え、「真摯にお聞きして作ることがコンセプトの1つ」と話す。こうした姿勢に人気の秘密があるのではないだろうか。
【NIFTY-Serve とは】
まず NIFTY-Serve について復習しておこう。
オリジナルの NIFTY-Serve は、ニフティが1987年に提供開始したパソコン通信サービス(途中でサービス名を「NIFTY SERVE」に変更)。パソコン通信と言われても、インターネットが消費者に普及し始めた1990年代なかば以降にコンピュータを使い始めたユーザーにはピンとこないかもしれない。
パソコン通信とは、パソコンを音響カプラやモデムで電話回線に接続し、ホスト コンピュータにアクセスして利用するサービス。離れた場所にいるユーザー同士が電子メールやチャットでやり取りしたり、オンライン掲示板で議論したり、といったことが行える。Web ブラウザが主要アクセス手段となる1990年代以降の各種インターネット サービスと異なり、パソコン通信はコマンドライン タイプの地味な画面に呪文のようなコマンドを打ち込んで利用する方式が主流だった。
ネットワーク経由でほかのユーザーとやり取りすること珍しかった時代、NIFTY-Serve などのパソコン通信は新しいコミュニケーション手段として利用者を増やした。ところが、インターネットで Web サーフィンする習慣が一般に広まると、パソコン通信を使う人が減少。NIFTY-Serve はインターネット経由の接続サービスを開始するなどして利用者数の維持を図ったが奏功せず、2006年に幕を閉じた。
これに対し今回の新 NIFTY-Serve は、オリジナル サービス開始25周年を記念し、「“再会、思い出、新コミュニケーション”をコンセプト」に一部機能をインターネット上で再現させたものだ。
【オリジナル、そして昨年の布石から21世紀版 NIFTY-Serve へ】
新 NIFTY-Serve は、いきなり登場したわけでない。ニフティが会社創立25周年で2011年に開設した、「ニフティ25周年記念サイト」という布石が存在する。同サイトにはコンテンツ「Welcome to NIFTY-Serve」があり、パソコン通信の画面を体験できるようになっていた。
このコンテンツはかつての NIFTY-Serve の画面イメージを味わえるようになっているだけで、機能を再現したものではない。簡単な投稿は行えるが、Twitter からハッシュタグ「#nifty25」付きツイートをすると表示され、オリジナル版とはまったく異なるサービスである。ユーザー間で直接コミュニケーションすることはできなかった。それでも反響は大きく、Twitter や Facebook などで3万件以上も言及されたという。そして、「フォーラムを復活させてほしい」「昔の仲間と久々に会いたい」「フォーラムの同窓会をしたい」との声がたくさん寄せられたそうだ。
これを受け「(ユーザーの思いを実現させる)お手伝いをもうちょっと何かできないか」と考えたニフティ。昨年の体験版サービスを参考に、実際にコミュニケーションできる新サービスとして開始したのが今回の NIFTY-Serve である。
興味を抱いたインターネットコムは、同サービスの企画/開発/運営担当者に取材してみた。2006年でサービス終了となった本物の NIFTY-Serve を知らない彼らだが、「自分たちの思い込みで作ったところで、当時実際に使っていたユーザーは喜ばない」と考え、「真摯にお聞きして作ることがコンセプトの1つ」と話す。こうした姿勢に人気の秘密があるのではないだろうか。
【NIFTY-Serve とは】
まず NIFTY-Serve について復習しておこう。
オリジナルの NIFTY-Serve は、ニフティが1987年に提供開始したパソコン通信サービス(途中でサービス名を「NIFTY SERVE」に変更)。パソコン通信と言われても、インターネットが消費者に普及し始めた1990年代なかば以降にコンピュータを使い始めたユーザーにはピンとこないかもしれない。
パソコン通信とは、パソコンを音響カプラやモデムで電話回線に接続し、ホスト コンピュータにアクセスして利用するサービス。離れた場所にいるユーザー同士が電子メールやチャットでやり取りしたり、オンライン掲示板で議論したり、といったことが行える。Web ブラウザが主要アクセス手段となる1990年代以降の各種インターネット サービスと異なり、パソコン通信はコマンドライン タイプの地味な画面に呪文のようなコマンドを打ち込んで利用する方式が主流だった。
ネットワーク経由でほかのユーザーとやり取りすること珍しかった時代、NIFTY-Serve などのパソコン通信は新しいコミュニケーション手段として利用者を増やした。ところが、インターネットで Web サーフィンする習慣が一般に広まると、パソコン通信を使う人が減少。NIFTY-Serve はインターネット経由の接続サービスを開始するなどして利用者数の維持を図ったが奏功せず、2006年に幕を閉じた。
これに対し今回の新 NIFTY-Serve は、オリジナル サービス開始25周年を記念し、「“再会、思い出、新コミュニケーション”をコンセプト」に一部機能をインターネット上で再現させたものだ。
【オリジナル、そして昨年の布石から21世紀版 NIFTY-Serve へ】
新 NIFTY-Serve は、いきなり登場したわけでない。ニフティが会社創立25周年で2011年に開設した、「ニフティ25周年記念サイト」という布石が存在する。同サイトにはコンテンツ「Welcome to NIFTY-Serve」があり、パソコン通信の画面を体験できるようになっていた。
このコンテンツはかつての NIFTY-Serve の画面イメージを味わえるようになっているだけで、機能を再現したものではない。簡単な投稿は行えるが、Twitter からハッシュタグ「#nifty25」付きツイートをすると表示され、オリジナル版とはまったく異なるサービスである。ユーザー間で直接コミュニケーションすることはできなかった。それでも反響は大きく、Twitter や Facebook などで3万件以上も言及されたという。そして、「フォーラムを復活させてほしい」「昔の仲間と久々に会いたい」「フォーラムの同窓会をしたい」との声がたくさん寄せられたそうだ。
これを受け「(ユーザーの思いを実現させる)お手伝いをもうちょっと何かできないか」と考えたニフティ。昨年の体験版サービスを参考に、実際にコミュニケーションできる新サービスとして開始したのが今回の NIFTY-Serve である。
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