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Q4 Web システム(Q4)のヒープスとジョイス〜「ソーシャルメディア時代のベスト IRサイト」を論じる(VRI コラム)
この数年、ソーシャルメディア IR のコンサルティングの分野で目覚ましい活躍ぶりを見せている Q4 Web システム(Q4)。CEO(最高経営責任者)のダレル・ヒープスは全米 IR 協会(NIRI)やニューヨーク証券取引所(NYSE)での講演でも大きな注目を集め、いまや“時のひと”である。
そのヒープスが、7月2日付「インサイド・インベスター・リレーションズ」に、同社のマーケティング・ディレクター、シェリル・ジョイスと連名で、ソーシャルメディア時代の IR サイトを論じ、「いま語る、明日の IR サイト」と題して寄稿した。この寄稿文の冒頭で2人は、将来の IR ウェブサイトでは、透明性(トランスパランシー)と参加(エンゲージメント)がキーワードだと断言する。そして、その成否はソーシャルメディアを通じた企業と投資家との双方向のやり取りによって大きく左右されると指摘した。
では、具体的にどんな IR サイトを構築すればいいというのだろうか。2人は「ディスカッション・セクション」、「インタラクティブ・アクセス」、「リポート・センター」、「E メール・アラート」、「What's new?」などの項目で、双方向のやり取りという点で大いに参考になる IR サイトの実例を引用し、議論を展開している。その大要を紹介しよう。
■ディスカッション・セクション
企業を話題にするオンライン・チャット(雑談)。そのチャット動向を知るよい方法は、統合的なチャット・セクションを用意することだという。自社(競争他社も)に関するソーシャル・ネットワークでのチャットを集めるのだ。ソーシャルウェブ分析で取り上げられたテーマのトレンドを追い、市場の地合いの分析ができる。このセクションで、IR 担当者はチャットをモニターし、誤解情報から生まれかねない風評に対して防止策を考え、適切に対応できることになる、という。
■インタラクティブ・アクセス
投資家にとって大きな関心は C スイート(CEO=最高経営責任者や CFO=最高財務責任者、COO=最高業務執行責任者、CTO=最高技術責任者など Chief で始まる肩書きを持つ人たちをさす)へのアクセスと透明性が中心だ。このセクションでは、投資家と経営陣がフェース・トゥ・フェースで向き合う社外イベントはすべて掲載する。
たとえば、決算説明会でいうとオンライン・ミーティング大手 PGi が提供する iMeet で投資家相手にバーチャル・ミーティングもできる。年次株主総会やインベスター・デーの機会に、機関投資家が経営陣と個別に面談予約を行う仕組みはもう目の前にある。
■リポート・センター
投資家が株式購入を決めるにあたって財務情報は重要である。それだけに容易なダウンロードや情報分析はかかせない。この点で、カナダの大手鉱業企業 アングロ・イーグル の財務・営業データベースには、HTML のブラウザやエクセルの図表で四半期ごとの財務数字が掲載され、アナリストならずとも適当なチャートも作成できる。もちろん、E メールや SNS での情報共有も可能だ。
■E メール・アラート
今日、投資家は何事にも以前よりも差別化に敏感だ。企業から自分向けの情報を受け取りたいという気持ちがある。細分化された E メール・アラートは発信情報が自分の求める情報かどうかを判断するチャンスでもある。
たとえば、フィリピンの資源大手 TVI パシフィックの「Connect With Us」のサイト。RSS はニュースリリース、イベント、説明会プレゼンと3つについて別々に申し込めるうえ、そのメールアドレスも自ら選べる。もちろん Twitter や Facebook、YouTube などのソーシャルメディア・チャネルも揃っている。
■What's new?
サイト・アクセスが潜在的な投資家からか、新しい投資家からか、長期的投資家からかは別として、直近のニュースやイベントとのリンクは極めて人気が高い。直近のプレスリリース、プレゼンの内容を文字に起こしたテキスト、今後のイベントなどに張ったリンクや IR サイトの更新は、各社が「What's new?」をさらに活用するいい方法である。デンマークの大手銀行ダンスケ・バンクはその好例だ。同行のサイトでは YouTube に格納した企業ビデオや直近のプレゼンを掲載したスライドシェアにビジュアル性の高いリンクを配置している。
このほかにも、Q4 のヒープスとジョイスは、「検索ツール」、「最も人気の高いコンテンツ」、「投資家向け FAQ(頻出する質問)」、「コンタクト情報」についても、IR サイトの例を引き合いに出し、透明性(トランスパランシー)に力点を置いた議論を展開している。これは別の機会に紹介しよう。
そのヒープスが、7月2日付「インサイド・インベスター・リレーションズ」に、同社のマーケティング・ディレクター、シェリル・ジョイスと連名で、ソーシャルメディア時代の IR サイトを論じ、「いま語る、明日の IR サイト」と題して寄稿した。この寄稿文の冒頭で2人は、将来の IR ウェブサイトでは、透明性(トランスパランシー)と参加(エンゲージメント)がキーワードだと断言する。そして、その成否はソーシャルメディアを通じた企業と投資家との双方向のやり取りによって大きく左右されると指摘した。
では、具体的にどんな IR サイトを構築すればいいというのだろうか。2人は「ディスカッション・セクション」、「インタラクティブ・アクセス」、「リポート・センター」、「E メール・アラート」、「What's new?」などの項目で、双方向のやり取りという点で大いに参考になる IR サイトの実例を引用し、議論を展開している。その大要を紹介しよう。
■ディスカッション・セクション
企業を話題にするオンライン・チャット(雑談)。そのチャット動向を知るよい方法は、統合的なチャット・セクションを用意することだという。自社(競争他社も)に関するソーシャル・ネットワークでのチャットを集めるのだ。ソーシャルウェブ分析で取り上げられたテーマのトレンドを追い、市場の地合いの分析ができる。このセクションで、IR 担当者はチャットをモニターし、誤解情報から生まれかねない風評に対して防止策を考え、適切に対応できることになる、という。
■インタラクティブ・アクセス
投資家にとって大きな関心は C スイート(CEO=最高経営責任者や CFO=最高財務責任者、COO=最高業務執行責任者、CTO=最高技術責任者など Chief で始まる肩書きを持つ人たちをさす)へのアクセスと透明性が中心だ。このセクションでは、投資家と経営陣がフェース・トゥ・フェースで向き合う社外イベントはすべて掲載する。
たとえば、決算説明会でいうとオンライン・ミーティング大手 PGi が提供する iMeet で投資家相手にバーチャル・ミーティングもできる。年次株主総会やインベスター・デーの機会に、機関投資家が経営陣と個別に面談予約を行う仕組みはもう目の前にある。
■リポート・センター
投資家が株式購入を決めるにあたって財務情報は重要である。それだけに容易なダウンロードや情報分析はかかせない。この点で、カナダの大手鉱業企業 アングロ・イーグル の財務・営業データベースには、HTML のブラウザやエクセルの図表で四半期ごとの財務数字が掲載され、アナリストならずとも適当なチャートも作成できる。もちろん、E メールや SNS での情報共有も可能だ。
■E メール・アラート
今日、投資家は何事にも以前よりも差別化に敏感だ。企業から自分向けの情報を受け取りたいという気持ちがある。細分化された E メール・アラートは発信情報が自分の求める情報かどうかを判断するチャンスでもある。
たとえば、フィリピンの資源大手 TVI パシフィックの「Connect With Us」のサイト。RSS はニュースリリース、イベント、説明会プレゼンと3つについて別々に申し込めるうえ、そのメールアドレスも自ら選べる。もちろん Twitter や Facebook、YouTube などのソーシャルメディア・チャネルも揃っている。
■What's new?
サイト・アクセスが潜在的な投資家からか、新しい投資家からか、長期的投資家からかは別として、直近のニュースやイベントとのリンクは極めて人気が高い。直近のプレスリリース、プレゼンの内容を文字に起こしたテキスト、今後のイベントなどに張ったリンクや IR サイトの更新は、各社が「What's new?」をさらに活用するいい方法である。デンマークの大手銀行ダンスケ・バンクはその好例だ。同行のサイトでは YouTube に格納した企業ビデオや直近のプレゼンを掲載したスライドシェアにビジュアル性の高いリンクを配置している。
このほかにも、Q4 のヒープスとジョイスは、「検索ツール」、「最も人気の高いコンテンツ」、「投資家向け FAQ(頻出する質問)」、「コンタクト情報」についても、IR サイトの例を引き合いに出し、透明性(トランスパランシー)に力点を置いた議論を展開している。これは別の機会に紹介しよう。
執筆:米山 徹幸
記事提供:株式会社ビデオリサーチインタラクティブ
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