応用的な SEO 施策(2)第九回は、「応用的な SEO 施策(1)」と題して、Google および Yahoo! の検索エンジンに効果のあるモバイル SEO 施策を紹介したが、今回は応用的な SEO 施策の第2弾として、PC サイトとモバイルサイトの両方を運営している場合に、一般 Google(*1)において高い効果が見込める施策を紹介する。
モバイルサイトと PC サイトを運営している場合、PC サイトにアクセスしてきた Google モバイルのクローラーやモバイルユーザーをモバイルサイトに振り分ける(302リダイレクト<*2>)施策は、一般 Google の SEO 対策として大きな効果がある。 一般 Google の検索結果の表示文言を確認していると、“モバイルサイトのタイトル、ディスクリプション、URL”ではなく、“PC サイトのタイトル、ディスクリプション、URL”が表示されている場合がある。 そして、表示されている PC サイトの URL をクリックすると、実際には PC サイトは表示されずモバイルサイトが表示される。これは、前述の302リダイレクトによって PC サイトからモバイルサイトへアクセスの振り分け設定がされているからである。 Google モバイルで「FX」と検索をすると、一般サイトの検索結果上位1位〜10位の内、約8割の検索結果の表示文言は“PC サイトのタイトル、ディスクリプション、URL”が表示されている。このような傾向は、PC サイトとモバイルサイトの両方が存在するサイトに関連した他のキーワードでも見受けられる。 こうした状況を見ると、PC サイトからモバイルサイトへのアクセスの振り分けが、モバイル検索エンジンの検索結果に与える影響は大きいと考えられる。そのため、PC サイトを持っているモバイルサイト運営企業が PC サイトからモバイルサイトへのアクセスの振り分け設定を行うことは、重要な施策であると言える。 では、なぜモバイルサイトの検索結果に“PC サイトのタイトル、ディスクリプション、URL” が表示される現象が起こるのだろうか。 クローラーのアクセスログを確認すると、Google モバイルのクローラーは PC サイトのクローラーが過去にアクセスした PC サイトに来訪していることが分かる。 その際、302リダイレクトの設定がされている PC サイトでは、来訪した Google モバイルのクローラーのアクセスを“PC サイトを経由して”モバイルサイトに誘導している。 そのため、クローラーは対象のサイトをモバイルサイトとしてインデックスに保存するが、最初にアクセスした PC サイトの“タイトル、ディスクリプション、URL”を保存するため、一般 Google の検索結果では“PC サイトのタイトル、ディスクリプション、URL”が表示されるものと考えられる。 一方、302リダイレクトの設定を行っていない PC サイトでは、来訪した Google モバイルのクローラーが「対象のサイトはモバイルサイトを持っていない」と認識しインデックスに保存しない場合や、PC サイトをモバイルサイトとしてインデックスに保存する場合がある。 以上のことから、一つのサービスでモバイルサイトと PC サイトの両方を保有している場合は、PC サイトからモバイルサイトへのアクセスの振り分けを行うことをお勧めする。 これにより、Google モバイルのクローラーから PC サイトにアクセスがあった際、このアクセスをモバイル SEO に活用することができ、効率的に SEO 効果を上げていくことができるだろう。 (*1)一般 Google とは、以下を指す。 1.NTT ドコモ提供の公式 Google 検索結果の「その他ケータイサイト」部分 2.au 提供の公式 Google 検索結果の「携帯一般サイトの検索結果」部分 3.URL を直接入力し利用する Google モバイルの一般サイトの検索結果 (*2)ある URL の Web ページが、一時的に他の URL に変更されたことを Web ブラウザやクローラーに対して知らせる機能。モバイル SEO 対策としては、一般 Google のみに有効な施策。 (執筆:モバイル SEO 事業部 事業部長 佐藤竜也) 記事提供:フラクタリスト・モバイルSEO事業部
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