『Windows Vista』の販売数をどう評価するかMicrosoft 会長 Bill Gates 氏は、6日夜に行なった『2008 International Consumer Electronics Show』(CES) における最後の基調講演の中で、『Windows Vista』の商業的な成功を示すものと彼が誇らしく捉えている数字を取り上げた。
Gates 氏は、聴衆に次のように語っている。「Vista のユーザーが今や1億人を突破したと言及できるのは、喜ばしいことだ。これは非常に重要な節目だ」 Gates 氏が触れなかったことは、Vista の利用規模がなぜもっと多くないのかという点だ。曲がりなりにも Vista は、2007年のうち11か月間に渡って、一般消費者向けに販売されている。 昨年の12月初め、市場調査会社 IDC は、2007年の世界パソコン販売数が約2億7000万台になるとの予測を示した。それらのパソコンの一部は、OS をあらかじめインストールせずに販売したものか、『Linux』を搭載して販売したものだったが、大部分は『Windows』を搭載して販売したものだ。すなわち、Vista か『Windows XP』のどちらかを搭載していたということだ。 運用中の Vista が1億本しかないということは、2007年において、旧版の XP インストール済みパソコンの新規出荷数の方が多かったことを強く示唆している。これは Vista のような「将来を賭した」製品にとって、少々ショックな事態といえる。 もちろん、非常に重要なクリスマス商戦がやっと終わったばかりで、そのデータが反映されていないかもしれないため、Microsoft が示した数字は、現状よりも少し前の市場を示している可能性が高い。また同社は、大企業が運用している Vista の数について、販売したライセンスでは Vista か XP のいずれかを配備できるため、把握することが困難だと繰り返し指摘している。 そのため現時点では、Gates 氏のスピーチ原稿を書いた人物が仕事を終えた時点に比べ、運用中の Vista の数が遥かに多い可能性がある。 だがそうは言っても、単純計算で考えれば、2007年に販売された新規パソコンへの搭載数で、Vista が XP を上回ることはほとんど不可能なようだ。 多くのアナリストが、発売1年目の Vista の売れ行きは予想よりも低調だったとしながらも、1億本を突破したことは決して小さな出来事ではないと指摘している。加えて、Vista 初のサービスパックが第1四半期中に登場することにより、ようやく多くの企業の IT 部門が方針を確定し、Vista の配備に乗り出すと期待されている。 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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